蓮の花が一面に咲き誇る美しく幻想的な景色に出会えると、近年人気が高まっているウドンタニにある「赤い蓮の海タレーブアデーン」と呼ばれるノンハン湖。
数年前から、日本人にもよく知られるようになってきた「赤い蓮の海・タレーブアデーン」
厳密に言うと、蓮ではなく睡蓮の花で、海ではなく湖で、赤というよりピンクなのですが、タレーブアデーン(タイ語で「赤い蓮の海」という意味)という名で親しまれている場所。
私は昨年初めて訪れてすごく良かったので今年も再訪したいなぁと思っていたのだけれど、ちょっと今年は行けなさそうなので、昨年の様子を振り返りつつまとめてみました。
ウドンタニ赤い蓮の海が見頃の時期
見頃の時期は12月〜2月頃といわれています。満開の時期は気温や天候にもよるようです。私は昨年二月上旬に行きましたが、たくさん咲いていてちょうど良いタイミングで見にいけました。
私の場合は泊りがけで行きましたが、早朝の飛行機に乗っていけばバンコクから日帰りで行くこともできます。
ウドンタニ赤い蓮の海 ノンハン湖への行き方
まず、バンコクからウドンタニまでは飛行機で1時間ほど離れています。エアアジアなどのLCCで上手く安い時期に取れれば往復1000バーツちょい、高くても往復2000バーツくらいです。バンコクからウドンタニまではバスも出ているので、節約派は調べてみると良いでしょう。
ウドンタニから目的地のノンハン湖までは、車でのアクセスになります。
私は泊まりがけでウドンタニへ行ったため、タレーブアデーンの他にもウドンタニ観光をするつもりだったので、一日ドライバーさん付きの車を借りました。料金は一日で確か1000バーツだったかな? 私たちはフェイスブックのウドンタニ関連のグループ(英語)からこのドライバーさんを紹介してもらったのですが、ホテルで一日ドライバーさんを手配してもらっても確か1500バーツくらいだったと思います。
節約派には、バスターミナルからバスで近くまで行き、そこからタクシーやトゥクトゥクでアクセスする方法もあります。
また、滞在先によってはホテルからの送迎付ツアーがある場合もあります。個人でタクシー等で行くよりもトータル割安になるケースもあるので確認してみるといいでしょう。最近はバンコクの日系旅行会社からもパッケージプランみたいなのが出ているので、自分で手配するのが面倒な人は旅行会社を使うといいかもしれません。
ウドンタニ赤い蓮の海が見られるのは午前中のみ
ノンハン湖で睡蓮が美しく咲き誇る様子を見られるのは、日の出から11時頃までの午前中限定です。
夜明け前に到着して、朝日が昇る様子を湖の上で眺めるのも素敵なのだとか。
私も夜明け前に行って日の出を見てみたいなと思っていたのですが、食いしん坊の旦那が「ホテルの朝ごはんを食べずに出かけるなんて絶対に嫌だ!!」と断固拒否してきたので(笑)朝一で朝食をサクッと済ませてから向かいました。なのでホテルを出発したのは6時半とかです。
ウドンタニ赤い蓮の海 ノンハン湖観光の服装
さて、ウドンタニ県は北タイに位置しております。12月から2月の時期はバンコクも比較的涼しく過ごしやすい気温ですが、北タイ、ウドンタニは朝晩冷え込むこともあります。そして、湖の上のボートは風が強くて更に体感温度が下がります。気温はもちろん実際に訪れる日のお天気や時期にも左右されますが、直前に気温をチェックしてもし寒そうなら防寒着を準備しておきましょう。
私はユニクロのコンパクトになるライトダウンを一応持って行っており、「流石にダウン着るほどでもないんじゃない?」と行く前は思っていたのですが、結果想像以上に寒くて「ダウン持って来ておいてホントよかった」と思いました。ボートの上で冷たい風に吹かれて耳が冷えきって痛かったので、なんならニット帽も持ってこれば良かったと思ったくらい。あ、因みに私、寒がりです。
特に夜明け前に到着して日の出を見る予定の人は寒いと思いますので防寒着を準備しておく方が安心だと思います。当然日が昇るにつれ気温が上昇していくので、逆に遅めの時間に行く方はそんなに寒くないと思います。
ウドンタニ赤い蓮の海ノンハン湖へ到着
さて、私が滞在していたウドンタニのセンタラホテル からは車で50分ほどかかり、7時半くらいに到着。
駐車場の近くには露店もいくつか出ていました。のどかな田舎の観光地という感じです。
ウドンタニ赤い蓮の海 ボートの値段
まずはボートのチケットを買いましょう。
ボートは大きいのが500バーツ、小さいのが300バーツです。
今回2人だったので小さいボートでも良かったのですが、旦那が「小さいボートだとボートの上で身動きあまりとれないし転覆しそうで怖いから大きいのがいい」と言うので、大きい方に(笑)
500バーツのボートは屋根もついていて結構立派です。
RED LOTUS LAKE
ボートに乗り込んだら早速出発〜
ノンハン湖は大きな湖なので大海原に漕ぎだしていくような気分でワクワクします。
船が出てしばらくは、あまりお花は咲いていないエリアですが、船頭のおじちゃんが綺麗に咲いているポイントへ連れて行ってくれます。最初のエリアで写真を撮っていたら船頭のおじちゃんに「あんたらまだやで!写真スポットはここちゃうで!」と突っ込まれましたw
タレーブアデーン 幻想的な世界へ
観光客を乗せたボートが列をなして進んでいきます。
私が行った時はそれなりに賑わっていたのだと思いますが、別に混みすぎている感じはなくゆっくり楽しめました。
綺麗に咲いているエリアに到着すると、しばらく船を止めてくれます。そしてまた次のスポットへ行って、止まってを繰り返して一周回ってボート乗り場へ戻ると言うような感じです。
みんな思い思いに写真撮影を楽しみます。
止まって近くで睡蓮の花を眺めるのもいいですが、私は風をきって進むボートに乗って眺めた景色が特に印象に残っています。
目の前に広がるピンクの世界。遠く遥か先まで続くお花畑の中をボートで進んでいると、自分が今どこへいるのか分からなくなるような不思議な気分でした。
朝日に照らされたノンハン湖は美しく幻想的。
ボートのエンジン音が静かな湖面に響き渡ります。この美しく咲き誇る睡蓮たちは、湖の生態系を維持することに勤めている地元の方々の努力によって維持されているのだそうです。
まとめ
ウドンタニの「赤い蓮の海 」ノンハン湖は、とっても美しく神秘的で心洗われるような場所でした。今年のシーズンは既にもう終盤ですが、バンコクからも日帰りで行ける場所なので、まだ行ったことがない方は是非一度訪れてみてください。