タイで人気のインフルエンサーまとめ|日本人・タイ人をジャンル別に紹介【2026年最新版】

最終更新:2026年8月5日


この記事でわかること(読了目安:約18分)

  • 市場規模:タイのインフルエンサー市場は2026年現在、約7,000万USDに達し、消費者の92%がその推薦を信頼する「アジア最強のインフルエンサー大国」となっています。
  • タイ人向けに発信する日本人:佐野ひろ、Beam Sensei、Ryota in Thailandなど、タイ人に愛される日本人の最新動向。
  • 在住日本人向け:ぷくこ、marikochanbkkなど、バンコク生活に欠かせない情報源。
  • タイ語学習・通訳系:ピムとタイ語、Chisa ThaiGo。言葉の壁を埋める専門性の高い二人。
  • 活用戦略:フォロワー数ではなく、エンゲージメントと「信頼」を軸にした選定基準。

1. 2026年タイのSNS利用率と最新トレンド

タイのスマートフォン普及率は95%を超え、SNSはもはやインフラです。特に2026年は、単なる認知拡大から「ソーシャルコマース(SNS内での直接購入)」へと完全にシフトしました。

プラットフォーム別の特徴

  • TikTok:140万フォロワー超えが続出し、ライブコマースの主戦場に。
  • Instagram:ビジュアル重視のライフスタイルや、都市部のアッパー層へのリーチに最適。
  • Facebook:依然として35歳以上の層には圧倒的な浸透率を誇ります。日本ではFacebook離れが進んでいますが、タイでは全世代で現役です。

2. タイで活躍する日本人インフルエンサー【タイ人向け】

※この記事で紹介している方の中には、個人的に交流のある方も含まれています。その上で、可能な限り客観的な視点で記載しています。

佐野ひろ(Wabisabi TV)

タイにおける日本人インフルエンサーの象徴。YouTube登録者約90万人。日本の地方自治体との連携も深く、タレントとしての圧倒的な知名度が強みです。

Beam Sensei

TikTok 140万フォロワー。日本語学習をエンタメ化したパイオニア。若年層のタイ人への日本文化訴求において、彼女の右に出る者はいません。

Ryota in Thailand

タイ人向けに発信する日本人インフルエンサーの中で、フォロワー数は最大規模。

彼の名を知らしめたのは、バンコクの華やかな側面ではなく、下町や低所得層の暮らす地区に入り込み、そこに生きる人々の日常を丁寧に映し出したコンテンツでした。外国人が撮ると「上から目線」になりがちなテーマですが、彼の映像にはその匂いがありません。だからこそタイ人自身から支持されています。

タイのローカルブランドとのコラボレーション実績も豊富。「日本が好きなタイ人層」にリーチしたい企業にとっては、現時点で最適な選択肢と言っていいでしょう。


3. 在住日本人コミュニティに強いインフルエンサー

タイ在住・タイ好きの日本人向けのマーケティングにおいて、この面々の影響力は別格です。

サーヤ・バンコク(@sayabangkok)

タイ在住日本人ブロガーの「元祖」といえる存在。ブログ歴・タイ在住歴ともに約20年、Instagramと自身のブログをほぼ毎日更新し続けています。

一時期のような爆発的なバズは今はありませんが、それでも書き続けているという事実そのものが、この世界では稀有な信頼の証です。2010年代に活動を始めたブロガーの多くが、多かれ少なかれ彼女の影響を受けています。

その世代を代表する存在として名前が挙がるのが、Saku-Bangkok、marikochanbkk、ぷくこの3人。いわゆる「2010年代御三家」ですが、彼女たちにとってもサーヤ氏は先駆者的な存在でした。

Saku-Bangkok

2010年代半ばに絶大な人気を誇ったブロガー。当時タイ在住日本人ブログ界を牽引した一人で、marikochanbkk・ぷくことともに、その世代を代表する「御三家」として名前が挙がる存在です。

Instagram:@saku_bangkok ブログ:サクのバンコク生活日記

ぷくこ(BANGKOK GIRLS NOTE)

バンコクに移住する日本人家庭にとっての実用的な情報源として、長年にわたり参照されてきたブログ。ベビー用品、スーパーの品揃え、住まい探し、学校選びといった「生活の細部」に踏み込んだ情報の密度が、他にはない価値を生んでいます。2024年には著書も出版。

現在はタイに在住していませんが、蓄積された記事群は今も移住検討者に読まれ続けており、「まずぷくこさんのブログを読んだ」という声は今も絶えません。ブログ・Instagramを始めた時期は私とほぼ同じですが、実は一度もお会いしたことも、お話ししたこともありません。それでも彼女の仕事の質は、同じ時期に発信を始めた者として素直に認めるところです。

Instagram:@pukuko_bkk ブログ:BANGKOK GIRLS NOTE

marikochanbkk(まりこ)

「作り込まれた映像で、等身大のタイを伝える」

※このブログの運営者本人のアカウントです。自己紹介を兼ねて掲載しています。

タイ在住11年、日仏のバックグラウンドを持つ視点からの発信。観光地の絵葉書的な風景ではなく、実際にそこで暮らす人の目線から見たタイの姿を、写真と映像で届けることを軸にしています。

リールはスマートフォンではなくSonyのカメラで撮影し、構図・光・編集まで一本ずつ作り込むスタイル。手間はかかりますが、この積み重ねが1日で約400,000ビューという反応につながることもあります。

ホテルレビューはこれまでに100軒以上。ブログとInstagramを合わせた掲載数としては、タイの日本語発信では最多規模です。ブログ記事と約20枚構成のInstagramカルーセルの二形式で展開し、ホスピタリティ業界からは月に2〜4件の協業依頼を受けています。

発信はオンラインだけにとどまりません。東京とバンコクでフォロワーとのミートアップを企画・運営し、チャリティ活動にも継続的に関わっています。

hitori_tabi_bkk(tokutoku)

2026年、勢いを増しているアカウントの一つ。バンコク訪問歴40回以上という圧倒的な経験値をもとに、「一人旅」を軸にしたコンテンツを展開しています。

フォロワー数は約25,000人と、ここまで紹介した面々に比べると規模は控えめですが、伸び率という点では今年最も注目すべき存在の一人です。


4. タイ語学習・通訳系インフルエンサー

タイ在住・タイ好きの日本人にとって、「言葉の壁」を埋めてくれる存在は特別な意味を持ちます。この分野では、次の二人が抜きん出ています。

ピムとタイ語(@pimgabpasathai)

タイ語を学びたい人に、私が真っ先におすすめするアカウント。

バンコク出身、チュラロンコン大学教育学部卒。タイ語教師・通訳・イラストレーターとして活動し、日本人向けのオンラインレッスンを提供しています。SNSでは、日常ですぐ使えるタイ語フレーズやタイ文化の豆知識を発信。イラストはすべて自作という点も、彼女のコンテンツに独特の親しみやすさを与えています。

2026年7月29日には初の著書『タイ語が読めるようになる本 タイ語リーディングで文化を学ぶ』(左右社/2,300円)を刊行。初級者から取り組めるリーディング教材で、「タイ人の名前はどこまでが名字?」「みんな出家するの?」「王室の役割とは?」といったタイの文化・社会に関する45の疑問に答える構成になっています。エッセイのように読み進められるため、学習中の人だけでなく、旅行や推し活でタイに興味を持った層にも入口として機能する一冊です。

YouTubeチャンネルでは初心者向けのレッスン動画に加え、メンバーシップ限定のライブ配信も毎月実施。無料コンテンツで裾野を広げ、書籍とオンラインレッスンで深く学びたい層に応えるという設計は、個人クリエイターの収益モデルとしても非常に完成度が高いと感じます。

タイ語 Chisa ThaiGo(@chisa_thaigo)

日タイ英の三言語に対応する司会(MC)・通訳者。タイ16年、日本20年という経歴を持ち、バンコク・東京・大阪を舞台に活動しています。Instagramのフォロワーは約1.7万人。

単なる語学コンテンツにとどまらず、日タイのビジネス現場で実際に使われる言葉と立ち居振る舞いを知る立場からの発信が強みです。イベントの司会や商談通訳といった実務を求める企業にとっては、インフルエンサーであると同時に即戦力のプロフェッショナルでもあります。


5. タイ人トップインフルエンサー一覧(ジャンル別)

ジャンル インフルエンサー名 特徴
美容・コスメ Archita Station / Nisamanee タイ美容界の絶対的リーダー
旅行 I Roam Alone 女性一人旅のアイコン的存在
グルメ BANKII 登録者1,000万人超のフード王
ライフスタイル zommarie / softpomz 登録者300万人超の大型チャンネル

6. 成功するインフルエンサー起用のポイント

フォロワー数(Vanity Metric)ではなく、「誰がその情報を発信しているか」というストーリー性が成否を分けます。

  • ストーリーテリング:タイ人は「広告」を嫌います。「なぜこの人がこれを使っているのか」という必然性が重要です。
  • 二段構えの施策:日本人インフルエンサーで「本物感」を出し、タイ人インフルエンサーで「拡散」を狙うのが王道です。
  • 継続性:単発投稿ではなく、アンバサダーとして中長期的にブランドに関わってもらう形が2026年の主流です。
  • オーディエンスの言語を見極める:同じ「タイのインフルエンサー」でも、タイ人に向けて発信しているのか、在住日本人に向けているのかで、届く相手は完全に別物です。ここを混同した起用は、数字が出ても成果につながりません。
  • 専門領域の深さを見る:タイ語学習、子育て、ホテルなど、狭くて深いテーマを持つ発信者は、フォロワー数以上の購買影響力を持つことがあります。

まとめ ── インフルエンサー側の視点も忘れずに

2026年のタイ市場は、成熟期に入りました。

ぷくこ氏のような「生活への密着」、marikochanbkk のような「文化的な憧れ」、そしてピム氏やChisa氏のような「専門性・実用性」——それぞれの軸をターゲットに合わせて使い分けることが、戦略的な成功への鍵となります。

一方で、インフルエンサーの数は年々増え続けており、「誰に依頼するか」の判断はますます難しくなっています。ただ、ここで見落とされがちなのが、インフルエンサー側にも選ぶ権利があるという点です。

無料の食事や宿泊を提示すれば引き受けてもらえる、という時代ではありません。発信者にはそれぞれ守っている世界観があり、そこに合わない依頼は、条件が良くても断られます。

私自身、いただく協業のご相談の約9割はお断りしています。理由はシンプルで、時間が足りないからです。そして、たとえ「インフルエンサー」と呼ばれる立場になったとしても、私はタイへの愛情をオンラインで共有している一人の生活者にすぎません。だからこそ、自分が本当にいいと思えるものだけを紹介したいと考えています。

企業側にとっても、この視点は無駄ではないはずです。断られない依頼とは、相手の発信を理解したうえで届けられた依頼のことだからです。

タイでのプロモーション企画や、特定のインフルエンサーへのブリーフィングでお困りですか?お気軽にご相談ください。


2026年8月5日 / Mariko

Mariko
ABOUT ME
Mariko
日本で国際結婚をし、2014年にタイへ移住を決意・実行中です。バンコクでは現地採用として働いています。ホテル巡り・カフェ巡り・筋トレ好き。このブログでは、タイのホテルレビューや旅行者向けの情報をはじめ、タイの移住・就職・生活情報などについても更新しています。インスタグラムも日々更新しているので、気軽にフォローしていただけると嬉しいです!