タイでの就職活動

タイでの就職活動時3つのポイント

タイでOLとして働き初めて数ヶ月経過したまり子がタイでの就職活動を改めて振り返ってみると、「事前にこういう情報を知っていればよかったな」と、思う事がいくつかあります。その経験から、これからタイで就職活動をする方へ、タイでの就職活動時のポイントをまとめてみました。

 

タイでの就職活動時のポイント1

まずは履歴書職務経歴書、英文レジュメをしっかり作成

超当たり前の事ですが、履歴書等の応募書類は何となく作成してしまうのではなく、しっかりと内容を練って作成しましょう。

私はタイで就職活動を始める時に、とりあえず人材会社へ登録しなきゃと思って登録に行きましたが、その登録時にすぐ求人をたくさん紹介されました。とりあえず登録して、ゆっくり仕事を探そうというノリは通用しない雰囲気で人材会社担当者は前のめりです。

実際、人材会社には何社か登録したまり子ですが、やはり初めに人材会社へ登録したタイミングが最も多くの求人を紹介してもらえました。その後は、新しい求人があればその都度紹介してくれましたが、担当者によってはほったらかしにされた人材会社もありました。
ですので、人材会社へ登録する時点で完璧に準備した履歴書、職務経歴書、英文レジュメを準備しておきましょう。

これらの応募書類は、面接に進めるかどうかの判断材料になるのはもちろんの事、面接での質問内容にも関係してきます。
自分が特にアピールしたい点や、面接で聞いてもらいたい、話したい内容等を具体的にイメージして作成することをおすすめします。
できれば一度、第三者に見てもらって、その人が面接官ならどういうことを聞いてみたいと思うか、意見を聞いてみるのがいいと思います。また、集中して一日で書き上げてしまうよりも、完成後は別の日に自分の頭をクリアーにした状態で見直して最終チェックをするのが良いでしょう。

 

タイでの就職活動時のポイント2

仕事選びの優先順位を明確にしておく

人材会社の担当者は、私たち求職者と企業の求める人材とをうまくマッチングさせるのが仕事です。しかし、彼らは何も人助けで人材紹介をしている訳ではなく、当然ビジネスをしているだけですので、いやらしい言い方をすると金になればそれでいいのです。そのことを念頭に置いて、仕事を決める際には人材会社の担当者の言いなりになるのではなく、自分の中の優先順位を明確にした上での決断をしましょう。

人材会社登録の記事にも書きましたが、登録時には必ず希望職種と希望給与をはじめ、仕事選びにおいて何を重要視しているかを問うアンケートがあります。

私は、希望職種はそれほど絞らずに活動しました。その結果、いろんな業界の求人を紹介してくれましたのでそれで良かったと思います。最初のアンケートで希望業種を絞りすぎてしまうと、紹介案件自体がかなり少なくなったのではと感じています。ですので、専門的スキルがある人や、絶対にこの職種でというこだわりがある人以外は、最初のアンケートで希望職種を絞りすぎずにいろいろ見てみるのもいいと思います。

次に、希望給与についてですが、私はタイの現地採用の給与相場が5万バーツからというのは知っていましたが、5年以上日本で職務経験がありましたので、自分を安売りするつもりもなく、アンケートでの希望給与は75000バーツ以上と記入していました。

とある人材会社の担当者は、「タイの給与相場とあなたの希望給与がかなり相違していますので、ある程度妥協しないと仕事をみつけるのは難しいと思います。」みたいな事を言ってきました。最大手の人材会社の担当者です。女だからってなめんなよと、腹が立ちました。

確かに求人案件の多くは給与5万バーツからです。最初は面接の感覚を掴むためにも、興味のある仕事内容の求人には、月給5万バーツとあってもいくつか応募してみました。が、5万バーツで働くつもりはありませんでした。私の希望給与と合致した求人は数としては多くありませんでしたがありましたし、実際に給与については妥協することなく就職することができました。もし、ここで自分に自信をなくして5万バーツの給与で就職していたらと考えると恐ろしいです。

まり子が優先した事は、給与とキャリア形成ができる仕事かどうかという事です。

仕事選びにおいて、何を一番優先するかは人それぞれです。とにかく残業なしで通勤に便利な職場がいいとか、前職と同じ分野で活躍したいとか…。

人材会社の担当者にいろいろアドバイスしてもらうのもいいですが、どこかの会社で内定が出ると、もちろん担当者はその会社へ就職するように勧めてきます。こちらの仕事選びの優先順位を事前に明確にしておくと、内定が出た時の最終決断も正しく判断できると思います。

タイでの就職活動時のポイント3

面接時の待遇面の確認

タイでの就職活動でいろいろな企業の面接を受けて思った事は、面接官が不慣れな人が結構多いという事です。私は応募した企業のうち7割位が日系企業でしたので、あくまでもその経験の中での印象です。
超大手日系企業で、ローカライゼーションも進んでいる様な企業は、人事部担当者が面接を行い、さすがにこなれた感じの面接でしたが、比較的小さい会社や、日本ではそれなりに名の知れた日系企業でも、タイでは従業員数はそんなに多くない所なんかは、普通の駐在員が面接を行いますので採用について素人な感じがしました。

もちろん頻繁に人材募集をしている企業では面接も慣れているかもしれませんが、普通日本人を募集する際は、増員か欠員補充のどちらかです。年中求人募集している企業は個人的にちょっと怪しい気がします。

とにかく、タイでの就職活動の場合、日本で就職活動をするよりも採用のプロに面接を受ける確率が低いことは確かだと思います。よって、面接官は求職者にどういった情報を提供すればミスマッチが防げるのか、という事前知識が少ない傾向にあります。

私が面接時に感じたのは、こちらが業務内容について質問しても、イマイチ踏み込んだ内容の回答が得られず、なかなか業務内容が明確にイメージしきれないということです。これは私の質問力の問題もあるとは思いますが、面接官からの情報提供が十分でないケースも多いので、面接の際には具体的に確認しておきたい項目を書き出して挑むのが良いと思います。

私はちょっとビビリな所があるので、面接で緊張すると聞き忘れたり、遠慮してしまったりすることがあるのですが、それを防ぐためにも、面接時は聞きたい事のチェックリストを手帳に記入して、面接時には「何か質問はありますか?」と最後に聞かれたタイミングで手帳を開けてチェックリストを見ながら質問するようにしていました。

面接時には、業務内容についての話だけではなく、給与や福利厚生等の待遇面についても私たちにとっては大切な判断材料です。私が面接を受けたほとんどの企業で、この福利厚生についての説明が不十分であったと思います。

実際に私が入社した会社でも、入社後に初めて知った手当金制度がありました。面接の時に求職者に伝えてあげれば、企業にとってはいいアピール情報となるにも関わらず、福利厚生については面接時に大まかな内容しか教えてくれませんでした。

特に駐在員が面接を担当する場合は、現地採用と本人の待遇が違うので、こちらの心境が実感を持って理解できてないのだと思います。ですので、聞きにくい所ではありますが、医療保険が福利厚生としてあるなら一体いくらの保障額なのか、退職金制度があるなら例えば5年後にいくら位になるのか、その他どの様な手当があるのか、具体的な内容まで確認するべきだと思います。
タイで現地採用として働くには、福利厚生の内容によっては、プラス個人で医療保険に加入する必要がでてくるので、具体的な内容が知りたいと説明を付け加えて質問すれば、面接担当者へ悪い印象を与えることはまずないと思います。自分でどうしても聞きにくいのであれば、他社と比較判断するために知りたいと言って、人材会社の担当者経由で確認してもらいましょう。

 

以上、私がタイでの就職活動を振り返って、就職活動をする際に知っておいた方がいいと感じたポイントについてまとめてみました。これからタイで就職活動をされる方の参考になれば嬉しいです。

Mariko

ABOUT ME
Mariko
日本で国際結婚をし、2014年にタイへ移住を決意・実行中です。バンコクでは現地採用として働いています。ホテル巡り・カフェ巡り・筋トレ好き。このブログでは、タイのホテルレビューや旅行者向けの情報をはじめ、タイの移住・就職・生活情報などについても更新しています。インスタグラムも日々更新しているので、気軽にフォローしていただけると嬉しいです!

POSTED COMMENT

  1. ECO says:

    はじめまして。
    現地採用求人を探しているのですが、やはりタイでは大卒でないと就職は難しいでしょうか。まだ漠然としていて何も見えていないので、こちらのサイトは本当に為になります。

    • Mariko says:

      ECOさん
      はじめまして、コメントありがとうございます。大手企業だと大卒しかとらないはずですが、飲食店やサービス業のお仕事ならチャンスはあると思いますよ!

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