私は、バンコクではずっとコンドミニアム(日本でいうと分譲マンション)に住んでいます。今までに合計で3回引っ越ししており、先月4回目となる引っ越しをしました。
我が家なりに色々試してこうすれば良い物件を適正価格で借りられるな、というのが分かってきたので、誰かの役に立つかもしれないと思い、ブログにもバンコクで賃貸コンドミニアムの物件の探し方から交渉の方法までをまとめてみることに。
因みに、うちは現地採用で働いているため会社からの家賃補助はありません。駐在員の方と比べると家賃の予算が少ないです。よって当記事は、どちらかというと現地採用やロングステイヤー向けの情報になると思います。自分の力で物件を探すときの注意点や交渉のポイントを主にまとめています。
書いていると結構情報量が多くなってしまったので、今回の記事では、我が家のバンコクでの物件の探し方についてまず紹介していきます。
バンコクで賃貸物件を探すには?
バンコクで賃貸物件を探す方法は、大きく分けて二つ。不動産会社やエージェントを通して仲介してもらう方法と、オーナーさんと直でやりとりする方法の二つです。
それぞれどうやって見つけるかというと、主に次のような方法があります。
日系不動産会社
日本人駐在員をはじめ、日本人在住者が多いバンコクには、日本人が日本語で対応してくれる日系の不動産会社が複数あります。英語もタイ語もちょっと不安だという方は、まずは日系の不動産会社を通して仲介してもらうのが一番手っ取り早いと思います。
私は日系の不動産会社を使ったことがないのですが、周りの現地採用で働いている友人などで普通に使っている人は割と多いので、日本語で間に入って対応してもらった方が安心だという方は使うといいと思います。また、入居後のフォローも日本語でしてくれるので、何か問題が発生した時に自分で対処するのが不安だという方は、日系不動産会社が良いかと思います。
ただし、日系不動産会社のターゲットは主に会社から家賃補助があり予算が多目な駐在員だと思いますので、希望の条件に合う物件があまりないかもしれません。会社によって持っている物件情報が違ってくると思いますので、複数コンタクトをとってみるといいでしょう。
タイの不動産会社やエージェント
バンコクの賃貸物件を掲載している英語サイト(グーグルで Bangkok condo for rent などのキーワードで検索すると関連サイトがたくさん出てきます)をみていると、不動産会社やエージェントの連絡先が掲載されています。気になる物件があれば、掲載されている連絡先へ内覧したい旨を伝えると案内してくれます。
シンプルに間に入って仲介してくれるだけなので、細かいアドバイスとか、周辺環境がどうとか、内覧の際の送迎とか、そういう周辺サービスはありません。単に仲介してもらうだけでOKなら、タイの不動産会社やエージェントを通すといいと思います。
タイでは Facebook 上でいろいろなものが売買されています。中古の家電とかお菓子とかフルーツとかコスメとかなんでもFacebook上で販売されています。
日本は実名で見ず知らずの人と売買のやり取りするのを好まないので、あまり馴染みがないですが、Facebookはタイで主要なSNSだけあってマーケットプレイスでの売買が盛んです。
そして、タイでコンドミニアムを所有しているオーナーさんが自身のFacebook上で物件情報を掲載しているケースがあります。
オーナーさんとしては、仲介業者を通さずに入居者が見つかれば、仲介手数料を支払わずに済むわけですから手取りが増えます。借り手としても、仲介手数料をオーナーさんが取られないため、その分家賃の値引き交渉をしやすくなります。(タイでは一般的に貸し手のみが仲介手数料を支払います。)
もちろんエージェントなど仲介業者もFacebook上でたくさん物件情報を出していますので、一度チェックしてみるといいと思います。
我が家がバンコクで物件を探す際の探し方
ここからは、我が家がいつもどうやって物件を探しているのか順を追ってを紹介します。これが最適解かどうかは分かりませんが、個人的にはこういうステップを踏んで探すのが良いと思っているので、「バンコクでの住まい探しの勝手がわからない」という方は参考にしてみてください。
エリアを決める
まずは住みたいエリアと条件を決めましょう。条件は書き出して優先順位を付けておくと迷った時に冷静に判断できるのでおすすめ。
条件とは、「駅から近い」「徒歩圏内にスーパーがある」「築浅のコンドミニアム」などなど思いつくものをできる限り具体的にリストアップしていきます。
会社員なら、通勤に便利な場所というのが条件の一つに入ってくるでしょうし、ロングステイヤーであれば、どこへ出かけることが多いのか、交通手段は主に何を使うのか(電車・タクシー・バスなど)を考慮して条件を決めていくのが良いでしょう。
車移動が多い方の場合は、自宅までの道のりに渋滞がひどいエリアはないかも要チェックです。また、日本へよく一時帰国するような方は空港までのアクセスが便利かも重要ですね。
主に電車で移動する場合は、例えば実際に通勤時間の電車がどれくらい混み合っているのかも要確認です。バンコクはBTSスカイトレインが伸長されて駅がどんどん増えており、新しい駅周辺には大型コンドミニアムがたくさん建設されていたりします。コンドミニアムが増えると住む人が増える訳ですから、当然乗客が増えます。がしかし、バンコクのBTSは車両が短いのです。乗る人が増えているのに車両も運行数も増えていなくて、朝の通勤時間の電車はぎゅうぎゅう。私が前に住んでたエリアでは途中からそんな感じになりました・・・。日本みたいに毎日満員電車通勤っていうのも地味にストレスだったので、引っ越しするに至ったのでした。住んでいる間に状況が変わってしまうのは仕方がないですが、住む場所を決める前の段階で、通勤ラッシュの時間帯はどうか確認しておくことをお勧めします。
駅からコンドミニアムまで歩くのであれば、夜道が極端に寂しくない場所であることもチェックポイントです。また、スクンビットエリアであれば雨季の時期に道路が冠水するエリアがあります。冠水すると言っても、ほとんどのエリアではスコールが降った直後だけであり1、2時間もすれば収まりますが、一部のエリアは深刻な冠水が頻発するケースもありますので注意が必要です。
Google Map上で物色
我が家の場合は、ます通勤に便利な駅をピックアップしてエリアを絞り、そこからGoogle マップを見て駅周辺のコンドミニアムを物色していきます。Googleマップと並行して、Hipflat というサイトもよく見ます。いろんなコンドミニアムを予算から探したりできて、わかりやすいのでオススメ。
そして希望エリアで気になる物件を見つけたら、数箇所ピックアップして内覧の予約を入れて実際に見に行ってみます。写真では綺麗なのに実際に見にいくとイマイチだということがよくありますし、その逆も然り。
自分が生活することをイメージして、そのエリアを散策してみましょう。
思ったより交通量が多くてうるさそうだなとか、コンビニがたくさんあって便利そうだなとか、駅までの道のりに大きな道路の横断があって歩きにくそうだなとか、色々細かい点が分かってきます。
それと同時に、Google マップ上では目につかなかったアパートやコンドミニアムを見つけることができます。もし外観で気になるものがあったら、ネットで検索してみて、良さそうだとなったら受付で部屋を探しているけど内覧できますかと聞いてみましょう。私の経験からすると、すぐに部屋を見せてくれるコンドミニアムは少数派ですが、このエージェントに連絡したらいいよと名刺をくれたり、なんらかの情報をくれることが多いです。
目ぼしい物件を見つけたら
気に入ったエリアでこのコンドミニアムが良いなという物件が見つかった場合は、同じ建物内の複数のお部屋を内覧することをお勧めします。
仲介業者も一つではなく複数とコンタクトを取ってみるとベター。(正直めんどくさいですけどね・・・)担当者によって対応の良し悪しもありますので、ちょっと合わないなとか、違和感を感じたら他の仲介業者経由でいくといいと思います。部屋数が少ない物件であれば、そんなにたくさん空きがないと思いますが、大型物件だと大抵たくさんの部屋が誰も住み手がいない状態です(笑)
オーナーさんによって内装の趣味が違いますし、キッチンの素材や置いている家電のグレードなども異なっています。部屋の日当たりや間取りも同じコンドミニアム内であっても物件によってちがいますので好みのお部屋を見極めましょう。
内覧時の注意
もしオーナーさんと会うようなら、できるだけきちんとした身なりで行くことをおすすめします。ジャージとビーサンみたいな、気の抜けすぎた服装だと、この人家賃を滞納しそうとか、悪い印象を持たれたかねません。自分がもしオーナーだったら自分みたいな人に貸したいと思うか?という視点で、第一印象が大事ですのできちんと感のある服装を心がけましょう。
また、パスポート・VISA・WP は求められたらいつでも提示できるよう持参しましょう。
まとめ
今回は探し方から内覧までをざっとまとめてみました。内覧時の確認事項や交渉のポイントなどは別記事で説明したいと思います。