カオラックから車で1時間半ほどのスラーターニー県にあるカオソック国立公園は、タイ最大級の国立公園です。
希少な動植物も多く生息しており、タイの秘境とも言われているのだとか。
今回はカオラック滞在中に、カオソック国立公園への日帰りツアーに参加してきたのでその様子についてまとめました。
カオソック国立公園への行き方
カオソック国立公園へは1日のオプショナルツアーで行くというのが外国人観光客には一般的です。
ツアーは多くの観光客が滞在しているプーケットから参加できるものもありますが、プーケットからアクセスする場合は、カオソック国立公園まで車で3時間位かかかってしまうためちょっと遠いです。
なので、プーケットから一時間半ほど離れたリゾート地カオラックから参加するのが近いし一番おすすめです。
カオラックの観光客にとって、カオソック国立公園へのツアーはとてもメジャーな目的地の一つです。
ホテルのツアーデスクでも必ずカオソック国立公園へのツアーがあります。
カオソック国立公園には何があるのか?というと、ズバリ美しい自然です!
タイ国政府観光庁のページによると、カオソック国立公園はアマゾンの熱帯雨林よりも古く、世界最古の熱帯雨林の一つと言われているのだそうです。へぇー、全然知らなかった!笑
今回は手っ取り早くホテルのツアーデスクで、自分たちの好みのツアーを予約しました。
カオソック国立公園へのツアーは色々なタイプのものがありますが、一番のハイライトとされている場所は、美しい景観で「タイの桂林」とも呼ばれているチャオラン湖(ラチャプラパーダム)です。その他にはゾウに乗ってジャングルトレッキングをするというツアーや、バードウォッチングツアーなどその豊かな自然を堪能できるツアーも多いです。チャオラン湖(ラチャプラパーダム)の水上コテージや、国立公園内のツリーハウスなど、宿泊できる施設もあるので、泊りがけのツアーもあります。
我が家はインドア派のためジャングルトレッキングとかあまり興味がなく、ゾウに乗るのは怖いと旦那氏がかたくなに拒否するのでw チャオラン湖(ラチャプラパーダム)観光と、竹のイカダで川下り(バンブーラフティング)をするという内容の1日ツアーに参加することにしました。
ちなみに料金は一人3500バーツでした。
今回は計5人で参加しましたが、最小人数は4人からとなっていましたので、2人の方などは人数が集まらないとツアー開催がされない可能性もあるようです。そのあたりは旅行会社によりけりですが。
ちなみにジャングルトレッキングで象に乗るツアーはもうちょっと安くて2000バーツ台でした。
たぶんバンブーラフティングが割高なのかな?
まあ相場はホテルのツアーデスクからの予約で1日ツアーが2000〜3000バーツくらいです。
カオソック国立公園ツアーでの持ち物
今回のツアーではチャオラン湖(ラチャプラパーダム)で泳ぐこともできるので水着を持って行くといいですよ、とホテルのツアーデスクで言われたので、私はお洋服の下に水着をあらかじめ着て行きました。
私泳げないタイプなので多分水に入ることはないだろうなとは思ったのですが念のため。
そしてホテルのフロントでビーチタオルを借りて行くといいですよともツアーデスクで言われたので、一応タオルも借りて行きました。
その他に持っていったものは
○日焼け止め
○虫除け
○サングラス
○帽子
○下着(泳いで濡れた場合を想定して)
○ビーチサンダル
服装は、スニーカーに汚れてもOKな短パンとTシャツ(下には水着着用)という服装。
暑いだろうと予想したので、Tシャツは涼しいコットン素材のものにしました。
そして私は乗り物に弱くてすぐに車酔い&船酔いするので、酔い止め薬を飲んで行きました。
カオソック国立公園日帰りツアーへ出発
ホテルにピックアップへ来てくれる時間は朝の8時半でした。
朝早すぎなくて丁度いい時間なのがありがたい。
今回は私たち5人の他に参加者はいませんでした。
こちらのドライバーさんの運転の元、ツアーガイドの方と6人でまわりました。
早速ミニバンに乗り込み出発!
カオラックは既に緑豊かな場所なのですが、車で30分ほど走るともっと緑の木々が多い茂った手付かずの自然の中を車が走っていきます。
ジャングルの様子に目を奪われていると、「ビューポイントです。」と車が止まりました。
見渡す限りの深い緑と遠くには少し変わった地形の山々が見えます。
これがカオソック国立公園かぁーと、しばしその広大でどこか荒々しくもある景色を堪能。
ここでみんなで記念撮影をしました。
一しきり写真撮影を終えると、車に戻って最初のアクティビティ、「バンブーラフティング」の川下りをする場所まで移動します。
さらに車で40分ほどかけて到着。
周りにはたくさんの天然ゴムの木がありました。
タイは世界一の天然ゴム生産地ですからね。カオラックにもたくさんゴムの木があります。
案内されながら土手を下ると、竹のイカダがスタンバっていました。
ここからはこのイカダに乗って一時間ほど川下り。
ガイドさんは川下りを終えた地点で車で待っているそうで、しばし別行動。
イカダは二人乗りでした。
割と簡素な作りで、無人島に取り残されてイカダを作ったらこんな感じになるんだろうなぁ〜なんて考えつつ
気分はすっかりサバイバル。
沈まないかと恐る恐る乗りましたが、意外と浮力があって全然大丈夫。
足元濡れるんじゃないかと思ったけど濡れることもなかったです。
川は流れも緩やかで、というか場所によっては全然流れてないくらいの感じなので、イカダはゆったーりと進みます。
しばらく川下りをすると、途中でコーヒーブレイクで小休止。
ガイドさんが火を起こしてコーヒーを入れてくれます。
竹の筒に水を入れて火で熱してお湯を沸かしていました。
サバイバルっぽくて見てるだけでワクワク。
インスタントコーヒーかお茶を選べました。
私はコーヒーをチョイス
お茶菓子としてサブレも配ってくれました。
普通のインスタントコーヒーなのになぜか美味しく感じるのはバンブーパワー
ガイドさんがビニール袋を配ってくれたので、この竹のカップは記念に持ち帰りできました。
さて、コーヒーブレイクが終わってまた川下り。
今度は一人乗りを満喫〜
合計きっちり1時間くらいで終着点へ到着。
ガイドさんにお礼を言って次の目的地へ。
続いての目的地は一番楽しみにしていたチャオラン湖(ラチャプラパーダム)です。
車でさらに40分ほどかけて移動します。
カオソック国立公園のチャオラン湖(ラチャプラパーダム)
車を降りてガイドさんが入場料を支払ったりしてくれている間に私たちはお手洗いへ。
ここのトイレは有料で5バーツかかりました。
それほど汚くもなくまぁ安全なレベル。
みんな揃ったら、私たちのボートはもうスタンバッていたので早速乗り込みます。
ここのボートは基本はこういうロングテールのボートです。
乗り込む時に結構グラグラ揺れる〜
ブルーとグリーンの中間くらいの色がなんとも神秘的で美しい。
このチャオラン湖は、30年ほど前に作られた貯水湖でタイ南部の水源となっているのだそうです。
このボート、小さい割にそこそこスピードが出るので風を切ってどんどん進んで行きます。
目指すは水上コテージです。
切り立った岩肌がむき出しになっていてとっても珍しい地形です。
20分ほど進んだでしょうか
目的地の水上コテージが見えてきました。
チャオラン湖には水上コテージがたくさんあるそうです。
ここのコテージは政府が運営しているものなので冷房なしの部屋だと500バーツで泊まれると言っていました。安っっ!
この日はタイ人の団体客が貸切で泊まっていました。
ガイドさん曰く、もっと綺麗なホテル仕様のコテージもあるが、そういうところは人も多くて混雑するので、こちらのツアー会社はいつも静かなこのコテージを選んでいるんだそうです。
こちらで昼食を頂きました。
いつものタイ料理でも、こういう場所で食べると何倍も美味しく感じますね〜
デザートにパイナップルと、食後にコーヒーもインスタントですが出してくださいました。
この後はしばしフリータイム。
泳いでもいいし、カヤックをしてもいいし自由にどうぞという感じでした。
私たちは誰もアクティブじゃないので、そこらへんを見て回って景色を楽しむだけで満足しましたw
ここのコテージは簡素なつくりでどこも綺麗に整備されているとまではいきませんでしたが、立ち寄る分には静かでゆっくり雰囲気と景色を楽しむことができたので問題なし。
もうちょっとぼーっと時間を過ごしても良かったのですが、もうみんな帰ろうという雰囲気だったので、戻ることに。
ガイドさんにも「えっもういいの?」と言われましたw
「いやー、みんなあっさりしててすみませんね〜、もう堪能したのでハイ帰ります。」
帰り道では、一番のハイライトと言われているスポットに立ち寄りました。
この岩山が4つ並んでいる景色、確かに有名でパンフレットとかでよく目にします。
ここはタイのCMかなんかの撮影で使われたこともあって、タイ人にも人気のスポット。
みんな必ず立ち寄るので船は順番待ちしていました。
周りのタイ人観光客がみんな激しく記念撮影していたので、私もちゃっかり。
岩山の間をくぐり抜けて初めの地点へ無事帰還しました。
途中ちょっと雲行きが怪しくなり少しだけ雨が降ったのですが、ガイドさんが使い捨てのレインコートを準備してくれていたので濡れることなく過ごせました。
このボートに乗って景色を見ているだけでめっちゃ楽しかったです。
とにかく景色が美しいので船で進むのは気分爽快。
雨季なので雨が心配だったけど、お天気にも比較的恵まれ満足満足。
今回のツアーはこれで終了。
コテージでの滞在時間が短かったので早めにホテルへ到着しました。
着いたのは4時半くらいだったかな。
いやー、あんまりアクティビティしてないってか全然してないんだけど、どっか行くと楽しいけどやっぱちょっと疲れた。
この日は12時前に夫婦そろって寝落ちしましたとさ。
まとめ
カオソック国立公園は手つかずのダイナミックな自然を楽しむことができ、特にアウトドア派にはオススメの観光地です。
まりこは今回家族と一緒に行ったというのもあり、イカダとボートに乗りながら景色を楽しむというのが中心のおとなしめなツアーでしたが、綺麗な景色を堪能できたので大満足でした。
今度はジャングルトレッキングツアーとかに参加してみたいなという気持ちになりました!(虫とか苦手だけど…。)
皆さんもカオラックへ来たら、是非カオソック国立公園まで足を伸ばして見てください。