タイで就職活動をする際に多くの人が利用する人材会社。私は全部で3つの人材会社に登録しました。今回は、私が利用した人材会社についての感想を書きたいと思います。
タイの人材会社のおすすめは?
タイにある人材会社について事前にネットで調べてみると、ここの人材会社はいいだの悪いだの、いろんなことが書かれていましたので、ビビリな私は実際登録する時にどこにするか迷いました。
就職活動を終えて思うことは、
『人材会社によって求人案件数が違うので、私のように3社くらいは登録した方がいい。』
『結局は人材会社がどこがいいか、ではなく、担当者によって満足度は変わる。』
ということです。
評判がいい会社でも、ハズレの担当者や自分と合わない担当者だとダメでした。なので、私はどこの会社がいいとかは一概には言えないなと思いました。以下、私の経験と感想です。
タイの大手人材会社の場合
◎担当者Aさん・・・(タイの人材会社最大手)
大手人材会社の若手っぽい人でした。最初の印象は悪くなかったのですが、私の中では一番ダメダメでした。
まず、一番最初に案件を紹介してもらってからその後は一切新規案件の紹介がありまんでした。(他社はありました)実は始めにこの担当者からの紹介案件で初めてタイで面接を受けた企業から内定を頂いたのですが、希望給与と大きく差があったため私は行く気になれませんでした。その事を正直に伝えると、「タイの給与水準からすればあなたの希望給与は高いので、そのくらいで妥協するしかないのでは」というような内容のことを言って、その企業を強く勧めてきました。多分そこに行って欲しかったから新規案件の紹介をしなかったんじゃないかなと。
内定の返事については「具体的な期間はないので先方は或る程度待ってくれるみたいですよ」とのことだったので、一応キープして他の選考を受けていました。その担当者も、「では来週にもう一度状況をお聞きしますのでそこで決めて頂けたらと思います」と行ってました。
するとその数日後、[社内異動により人材が確保されたとの連絡がありました。]とメールが来ました。
待ってくれると言われたのに何か話が違うなーと思いちょっと腹が立ちました。しかもこの担当者とはそれっきりお互い音沙汰なしになりました。
あとは、この担当者は面接があるたびにそのフィードバックをいちいちメールで送ってほしいと要求してきてそれも私は面倒でした。はしょって書くと、「○○の部分についてもう少し具体的にお聞かせ頂けますか?」とかいう返事がきて、それもうっとうしかった(笑)いろいろ不満が残る、私には合わない担当者でした。
◎担当者Bさん・・・
こちらも大手人材会社の方です。スカイプでお話をしただけで実際にお会いしていないのですが、声からしてベテランの方だと思います。スカイプ面談でも、私の仕事への考えや方向性をきちんと聞き出して下さり、そういうことでしたら、「こういった企業への応募がよさそうですよ」といった感じのアドバイスもしてくださり信頼できました。
新規の案件が出てきた際にも、その都度メールで小マメに紹介してくれました。紹介してくれた案件数は一番多かったです。
紹介案件も、日系だけでなく外資系案件も多く魅力的な求人が多かったです。ただ、面接日程の調整でミスがあり結局はそのミスが命取りとなりこのBさんからの紹介案件で就職には至りませんでした。もう少しスムーズに日程調整ができていればこちらの会社の案件で就職していた可能性もあったと思います。
内定がでてから行くか行かないかを決めるにあたって、どれくらい待ってもらえるかは駆け引きとタイミングの問題です。
タイの非大手人材会社の場合
◎担当者Cさん・・・
こちらは大手ではない小さめの人材会社です。
人材会社のホームページも大手程かっこ良くないですし、事務所もはっきり言って微妙な場所にあります。こちらのCさんもベテランのようで、でも腰が低くて誠実そうな好印象の方でした。
実際に紹介頂いた案件数は一番少なかったのですが、連絡事項は一番素早く対応して下さり、一番スムーズに事が運んだのはこの担当者からの案件でした。結局、こちらのCさんから紹介頂いた会社で就職することに決めました。
タイ就職活動で内定が出てからどのくらい待ってもらえるか?
ありがたい事に、私は複数の会社から内定を頂くことができたのですが、もう少し他の会社の選考を受け続けるか、現状の内定先で決めてしまうか結構迷いました。
人材会社の方によると、内定を頂いた会社には1週間程度で返事をするのが一般的だそうです。
あれもこれもキープしておいて後で決めるということは、私の場合タイミング的にできませんでした。(特殊な能力を持っている方はいくらでも待ってもらえるのでしょうが、残念ながら私はそのような人材ではありません…。)
しかも、人材会社の担当者は必ず他の人材会社での選考状況も聞いてきます。「この企業は志望度でいうと何番目ですか?」ってな質問もよくしてきます。人材会社の担当者にとっては当然自分が紹介した企業に入社してもらわないと自分の成績になりませんので、そこの辺りの担当者と企業との駆け引きが私はすごーく面倒に感じました。(基本的に何でもめんどくさがりです。笑)
給与の交渉等も、『○○バーツだしてくれれば内定受諾しますよ』ってな駆け引きになりますので、全部条件がそろってから単純に比較して決めることができず結構迷いました。そして私は、最終的には細かい条件面というより、自分を一番きちんと見てくれたと直感で感じた企業に決めました。
まとめ
タイでの就職活動を振り返ってみると、自分がどこの会社で働くかは、いろんなタイミングとか運に左右される所も多いなと感じます。自分の能力が発揮できる就職先を見つけるためにも、まずはいろんな人材会社、企業にコンタクトを取って行動に移すことが、やっぱり一番大事なんじゃないかと思います。タイミングや運から来る出会いは、すべて自分の行動から始まるのですから。
タイで転職したいと考え活動している者です。
人材紹介会社や現地採用について詳しいお話しをお伺いしたいのですが、
個別にメールでやりとりさせていただくことは可能でしょうか。
突然の不躾な質問で申し訳ありません。
Takashiさん
コメントありがとうございます。大変申し訳ございませんが、今のところ個人的なメールのやり取り等は控えさせていただいております。が、何か質問や聞きたいことがあればどうぞお気軽にコメントしてください!このブログを読んでくださっている方は、タイで就職活動をされていたりタイ移住を検討されている方が多いので、コメントに書いていただけると他の読者の方の役に立つかもしれませんし。私がお答えできる内容は全然大したことないかと思いますが、私でよければ遠慮せず何でも聞いてください。またのコメントお待ちしております!
ご返信ありがとうございます。
承知いたしました。
現在私は、数社の人材紹介会社に登録したばかりです。
複数の会社に登録しても同じ(ような)求人案件だったりして、どこの人材紹介会社もあまり大差ないと感じており、どちらかというと担当になってくださった方次第なのかと感じております。
人材紹介会社によって、特徴があれば教えていただけませんでしょうか。(こちらの記事でも具体的な社名は伏せているので、コメントしずらいかもしれませが。)
Takashiさん
こんばんは、さっそく再度コメントありがとうございます。
人材会社に既に何社か登録して活動されているのですね。おっしゃる通り人材会社が違っても紹介される案件がどこも同じような案件で結局は担当者次第だと感じておられるとのことですが、記事にもある通り私もTakashiさんに同感です。私も3社登録してそれぞれから案件紹介してもらいましたが、同じ会社の案件を複数社から紹介されたりということが幾つかありました。また、タイでの日本人向けの求人は、日本人という特性を生かせる日本人相手の営業というのが一番多く需要があるため、そもそも似たような求人が多い傾向にある、という点が似たような案件ばかりだと感じる理由かもしれません。(Takashiさんがどういったお仕事を探されているのかわかりませんが一般論として。)人材会社ごとに特徴は正直さほどないかと思います。会社の規模と現地企業に強いとか外資案件が多いとか多少はあるかと思いますが大きな差はないと私は感じます。相性のいい担当者に出会えて、いい就職先が見つかるといいですね!期待されていたような答えじゃなかったらゴメンなさい。。。
さっそくの回答ありがとうございました。
もう1点相談させてください。
タイの現地採用での(私の中の)必須条件として、
給与額以外に、ワークライフバランス(残業の少なさ、休暇日数)があります。
紹介会社の方いわく、一般的に(求人によりますが、)
有給休暇6日程度
傷病休暇?日(15日っていう条件のよい企業もありました。)
と伺いました。
日本人の感覚からすると少ないというのが本音で、いまひとつタイの求人に申し込めない理由のひとつです。
有給休暇については、就業年数を重ねても増えていかないものなのでしょうか。
また、一般的にどのくらいなのでしょうか。
個人的には6日しかなかったら、日本に一時帰国できないじゃんって思っています。
なお、現職では比較的休暇が取得しやすいので、余計にタイでの有給休暇が少なく思ってしまします。
Takashiさん
こんばんは、またまたコメントありがとうございます。
年間有給休暇6日程度はタイの日系企業では標準的ですね。うちの会社も入社1年目は6日でそこから勤続年数によって若干増えていきます。でもタイでは1年目有給なしという企業もありますよ。うちの旦那が勤めていたブラック企業は入社1年目有給ありませんでした。。。有給は少なく感じるかもしれませんが、日系企業であれば日本の本社の休みに合わせてゴールデンウィークの期間を連休にしたり、お盆休を休みにしたりというところも多いです。また4月はタイのお正月休みがあるので大体9日間くらいの連休があるのが日系企業では一般的です。そして普通に年末年始も日本と同様にお休みです。よって、有給を使わなくても割と休みがあります。しかも、祝日もありますのでタイの3連休に有給を引っ付けて日本に帰国したりもでるので、休みについては心配するほどのことはないかと私は思います。もちろん会社によって休みを好きな時に取れるかどうかとか、違いはあると思いますが。参考までに私が今働いている会社は年間出勤日が243日で休日が122日です。私は有給足りないなんてことは今の所全然ありません。ワークライフバランス大事ですよね!
同意です。
回答ありがとうございます。
> 年間出勤日が243日で休日が122日
日本と変わらないですね。
タイは祝日が日本より少ないことを考えて、有給休暇日数に重きを置いていたんですが、まり子さんのお話しを聞くと年間トータルの休日で考えるとさほど気にすることでもないように思えてきました。
大変参考になりました。
そして、いつも的確なアドバイスありがとうございます。