前回の一時帰国で滞在した大阪の天王寺にある『大阪マリオット都ホテル』このホテルはずっと前から一度泊まってみたいと思っていた日本のホテルの一つです。日本で一番高い複合ビルの「あべのハルカス」上層階に位置するホテルは予想通りの素敵さでした。
大阪マリオット都ホテルの基本情報
大阪の阿倍野区、天王寺にある「あべのハルカス」という日本一高い複合ビルの上層階に位置するこちらのホテルは2014年開業とまだ比較的新しいホテル。最近は日本にも外資系ホテルが数多く進出してきていますが、こちらは関西初のマリオットブランドのホテルとなっています。
ホテルの客室数は360室、19階がロビーフロア、38階から55階が客室階です。高層階からの景色が最大の売りとあって「天空のホテル」というのがキャッチコピー
大阪マリオット都ホテルのアクセス
天王寺の駅前にあり、一番近いのは地下鉄御堂筋線の西改札口から。地下にある近鉄デパートへの入り口の隣に、ホテル専用のエレベーターがあるのでそれに乗ると駅から1、2分。JRの天王寺駅からも歩いて5分もかからないくらいなのでとっても便利な立地です。
約10年越しの想い
実は、このホテルが開業した年に私はバンコクへ移住しました。それまではずっと大阪に住んでいたので、このホテルが建設中だった頃からずっとどんなホテルができるのかと楽しみにしていました。特にうちの相方は、昔通っていた日本語学校が天王寺にあったためもうこの辺のエリアは彼の庭のようなもんです。
まだあべのハルカスのビルが半分もできていないくらいの頃に旦那が撮影した写真がありました。データを見ると2011年。日本一高いビルが天王寺に出来るだなんて、当時は結構な話題になっていたんですよね。
完成したら泊まりたいと思っていたところでバンコクへ引越しをしたので、泊まりに行くタイミングが今までなかったのですが、今回の一時帰国で約10年越しの想いが叶って宿泊できました。
大阪マリオット都ホテルのロビーラウンジ
ホテルのロビーは19階にあります。
ホテル専用のエレベータに乗って19階でおりると、バーやロビーラウンジがあります。ロビーラウンジは窓に面しており、19階と高層階ではないものの眺めは十分素敵。昼過ぎには、アフタヌーンティーを楽しんでいる女性客で賑わっていました。
ラウンジを通り過ぎてフロアの一番奥にチェックインカウンターがあります。
チェックインは15時、チェックアウトは12時です。
私たちは朝の便で大阪に到着したので、正午くらいにホテルに到着。事前にマリオットのアプリで到着予定時間を入力していたので、もしかしたらすぐにお部屋へ案内してもらえるかも?と、淡い期待を抱いていたのですが、全然入れませんでした。「お部屋は3時になります。」とのことだったので、とりあえずスーツケースを預けて昼食を食べに出かけて、3時過ぎに戻ってきました。
大阪マリオット都ホテルのお部屋 プレミアムコーナールーム
今回滞在したのは、レギュラーフロアプレミアムコーナールーム。
ラウンジアクセス付のアッパーフロアのお部屋も検討したのですが、大阪滞在中の予定が結構詰まっておりラウンジ行っている暇はなさそうだというのと、予算的なこともあり今回はこちらにしました。案内いただいたのは41階のお部屋です。
ドアを開けると玄関的な空間が少しあり、ベッドルームに続いています。
ベッドルームエリア
床から天井までが窓になているので、見晴らしは抜群。
大阪の街のパノラマビューを楽しむことができます。
ベットの手前にも十分なスペースがあり広々していました。お土産やら自分のものやら色々買い物してると部屋が荷物だらけになりがちですが、これくらい広いと荷物が多くても全く問題なくゆったり過ごせます。
日差しが強かったのでカーテンを閉めたらこんな感じ。
ベッドも程よい柔らかさでぐっすり眠れました。
ベッドの横にはウォークインクローゼットがあり、大型のスーツケースも一つであれば余裕で広げることができました。ハンガーラックの上部が棚になっているので収納力もなかなか。荷物は全てここに収まったので、お部屋が散らかることなく使い勝手がとっても良かったです。このクローゼットは入口側にもスライドドアが付いています。
アイロン・スリッパ・セキュリティーボックスなどはクローゼットにありました。
バーカウンター
バーカウンターには、電子ケトルとネスプレッソのマシンがありました。そして下の棚には立派な急須と湯のみも。でも、緑茶は普通の伊右衛門茶のティーバッグしか置いていなかったので、せっかくならもうちょっといいお茶を置いてくれていたらもっと良かったのになぁと、個人的には思いました。
氷は、アイスルームという製氷機が置いてある部屋が同じ階にあり、そこへ各自で取りに行くスタイルでした。また、急須の上の引き出しにはグラス類が。ここにはシャンパングラスも置いてありました。そして左側の棚には冷蔵庫があり、ジュースやビールなどがが入っていました。
バーカウンターの横にはテーブルがあり、ちょっとした作業も可能。空気清浄機も備え付けられています。
バスルーム
続いてはバスルームコーナー
お風呂とお手洗いが分かれているセパレートタイプ。洗面台の右側がお手洗いで、向かいがお風呂という配置です。お手洗いはもちろんウォシュレット付。
アメニティーは基本的なものは一通り揃っています。マウスウォッシュもあったし、お風呂で使うナイロンタオルが置いてあるのが日本的で私は嬉しかったです。
ソープ類のアメニティーはタイのスパブランド THANN(ターン)のものが採用されています。日本でタイブランドに出会うとタイ在住者としては嬉しい気持ちになります。私は THANN のソープバーとハンドソープがお気に入り。ソープバーは全身に使えるしハンドソープは洗った後爽やかな香りが漂って和みます。
続いてはお風呂場。
湯船に浸かりながら、景色を楽しむことができるビューバス。これがあるからコーナールームを選んだと言っても過言ではないくらい。昼間の明るい景色もキラキラの夜景もどちらも素敵で最高でした。
お風呂のお湯をためる時に時間設定できるボタンがついていました。こういうどうでもい、、、いや、便利な機能が付いているのはさすが日本の感性が生きています。お風呂の洗い場も座って使うこともできるように椅子が置いてあって、お湯から水まで温度調整もすぐ切り替わるし、しかもシャワーヘッドとかとっても使いやすかったし、この辺りはやっぱり日本クオリティー素晴らしい。日本のホテル久しぶりだったので感心しました(笑)
部屋からの景色
コーナールームはお部屋の半分くらいが窓になっているのでとにかく見晴らしがよく、飽きずにいつまででも景色を眺めていられました。コーナールームのキングベッドのお部屋は南西向きなので夕焼け空も見ることができます。夕方はお部屋で夕日に染まる大阪の景色を是非堪能しましょう。(ツインベッドのお部屋は北西向きになるようです。)
道頓堀にあるドンキホーテや通天閣なんかもよく見えました。
私は地元が大阪なので、昔住んでたエリアとか自分が知っている建物を探したりするのが楽しかったです。41階にもなると遠目で湾岸エリアまで望めるんですね。普通の10階建てくらいのビルがめちゃくちゃちっぽけに見えて何だか不思議な気分でした。
昼間は遠くまで見張らせて気分爽快な景色なのですが、夜はまた違った表情を見せてくれます。
街のネオンや家庭の明かり車のヘッドライトに街灯、その全てが灯るとこんなにも明るいんだなぁって。
お部屋にシャンパングラスもあったことだし、お部屋の夜景を楽しみつつ旦那と二人で乾杯。約10年越しの想いが叶った滞在はなかなか感慨深いものがありました。
お部屋の電気を全て落として、ふかふかベットに潜り込んで、そこから見た夜景がとっても綺麗で。こんなに素敵な眺めの中カーテンを閉めるのが何だか勿体なくなったので、カーテンを開け放ったまま大阪の夜景と共に眠りにつきました。
宿泊者特典 あべのハルカス展望台
ホテルが入っている複合ビル、あべのハルカスの展望台「ハルカス300」への入場券が宿泊特典として付いてきました。(通常の入場料は大人1500円)
チェックイン時に引換券をもらい、当日はチケットを発券してもらう必要があるため、通常のチケットを購入するお客さんと同じ列に並びます。私は週末の夕方に行ったのでちょっと混雑していました。と言ってもチケット発券に並んだのはせいぜい10分くらいでしたが、エレベーターに乗るのも少し待ち時間があったので、混雑を避けたい場合は朝一に行くのがいいかもしれません。
客室からの景色でも十分綺麗ですが、こちらの展望台は地上300メートル。
100メートルでも結構長いのにその三倍の長さのビルに自分はいるのかと改めて考えると、高すぎてもはや実感が湧かないレベル。高い所からこの世を見渡すと、世界が自分の手中に収まっているような錯覚に陥ります。人間って、だから高い建物を建てるのかな、なんてどうでもいいことを考えていました。
因みに、タイで一番高いビルはバンコクの「マハナコーンタワー 」で高さ314メートルだそうなので、バンコクの方が高さ的にはちょっと勝っているみたいです。
ホテルの周辺情報
ホテルがあるのは大阪の阿倍野区、天王寺というエリアです。
梅田や難波・心斎橋エリアほど人気はないちょっと下町のエリアではありますが、あべのハルカスやショッピングモールのキューズモールなどが再開発されてからは、買い物スポットも充実していますし何かと便利なエリアです。何より、梅田や心斎橋ほど人が多くないのが私は好きなポイント。また、JR線と地下鉄線御堂筋線・谷町線が乗り入れているのでどの方面へ行くにも便利です。
天王寺からはユニバーサルスタジオジャパンへもJR線で20分ほどでアクセス良好。また、奈良方面への路線も天王寺から出ていますし、関西空港へも電車一本で行けます。関西空港・あべのハルカス間は、リムジンバスも運行しています。
私は久しぶりにUSJへ行ってきました。お天気があまり良くなかったものの、ハリーポッターの世界を満喫してきました。
まとめ
大阪マリオット都ホテルは、関西エリア観光の宿泊先としてはぴったりの便利な立地にあるホテルです。お部屋からは大阪の街を一望でき、上質なステイを楽しめますし、日本一高いビルの展望台へも行くことができるのでお得感もあります。
大阪在住者でも記念日などのちょっと特別な場面にステイすれば、素敵な時間を過ごせると思います。私は今回、思い出に残る素敵な滞在となりました。また機会があれば、今度はアッパーフロアのお部屋に泊まってみたいなと思います。
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【ホテル情報】
大阪マリオット都ホテル
〒545-0052 大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43
Tel : 06-6628-6111
Website : miyakohotels.ne.jp/osaka-m-miyako/
Instagram : instagram.com/osakamarriott_miyakohotel/
あべのハルカス : abenoharukas-300.jp/index.html