バンコク観光の定番どころの一つである水上マーケット。観光客に一番人気なのはダムヌンサドゥアック水上マーケットですが、今回はちょっとマイナーどころでバンコクからも近いクローンラットマヨム水上マーケット(Khlong Lat Mayom Floating Market) へ行ってきました。
クローンラットマヨム水上マーケットへの行き方
クローンラットマヨム水上マーケットはバンコクの中心地から少し離れています。近くに駅がないのでタクシーで向かいましょう。バンコク市内、スクンビットなどの中心地から車で行くと、一時間くらいの距離です。
もしくは、BTS シーロムライン(Silom Line) の終点 バンワー駅 (Bang Wa) からタクシーに乗って向かってもいいと思います。その場合はバンワー駅からタクシーで20分くらいで、料金は150バーツくらいです。
クローンラットマヨム水上マーケットの近くには、タリンチャン水上マーケットもあります。数キロしか離れていないので、タリンチャンとクローンラットマヨムをはしごすることも可能です。ま、よほど水上マーケット好きでもない限りははしごするほどでもない気がしますが…。
クローンラットマヨム水上マーケットは中規模の水上マーケットで、観光客もまぁまぁいますがタイ人のお客さんも多いマーケットです。近くにあるタリンチャン水上マーケットよりも規模は小さいですが、地元の人も多く買い物にきているのでローカルな雰囲気が好きな人にはおすすめです。
マーケットの周辺にはバイクがずらりと並んでいました。バイクに乗ってやって来る人も多いようです。
クローンラットマヨム水上マーケットの雰囲気
こちらのマーケットは、よくガイドブックに載っている水上マーケットの写真を想像して行くとちょっと雰囲気が違うのでがっかりするかもしれません。というのも、マーケットのメインは水路沿いにあるお店だからです。だからメインは水上ではありません。
水路に沿ってこの様に色々なお店が並んでいます。
一応水上マーケットということで、モノを売っている船もちらほらいます。でも数的にはそんなに多くありません。
私が行ったのは土曜日のお昼頃でその時に商売していた船は10隻ほどでした。
植木を売っていたり
食べ物を売っていたり
船の上で調理している様子も見れました。
果物や野菜を売っている船が一番多かったです。
値段はざっと見た感じ普通のマーケット価格で安いです。
マンゴーや色々なハーブなど。タイ人のお客さんはここでハーブを買っている方が多かったです。
日陰で涼しいからか、橋の下の陰に集中して船が泊まっていました。橋の下はかがまないと歩けないので通りにくいのにそこでみんな買い物するから団子状態…。でもこのマーケット自体人が少なめなのでむっちゃ混んでいるという感じではなく、人混みが苦手な私にはちょうど良かったです。
小規模ではあるものの、船の上でいろんなものを売っている水上マーケット的な様子もそれなりに楽しめます。
水路沿いにあるマーケットで売っているものは、食品類が多かったですが、食器が売っていたりおもちゃが売っていたりと雑多な感じでした。ここだけでしか売っていないような珍しいものは特になかったかな。普通のマーケットです。
美味しそうだけどとっても辛そうなソムタムや
こちらのお店は造化を販売していました。
そして水路を眺めながら食事をすることもできます。
今回私はここで食事はしませんでしたが、行き交うボートを眺めながらタイ料理を楽しむのもいいでしょう。
この辺りの水路は幅が狭め。ツアーのボートや普通に移動中の地元の方など、行き交う船を眺めているだけでも、物珍しくて楽しめました。
まだ陸運が発達していなかった時代に、川が多く流れる地方を中心に発展した水上マーケット。バンコク市内にもたくさんの運河があり、ボートが移動手段の一つとして今もバンコクに住む人々の生活に根付いています。
手漕ぎのボートで移動したり、船で商品を搬入したり…。今は車やバイクがあるので容易に陸路を移動できますが、昔の人々にとってはこの運河は重要な移動手段だったのだそうです。そんな昔ながらの生活様式が、多少形を変えながらも今なお受け継がれています。
クローンラットマヨム水上マーケット周辺では、そんなかつての生活を思い起こさせるような、運河近くで暮らす人々の生活の一コマを垣間見ることができます。
バンコク市内の中心地からそう離れていない場所なのに、随分田舎の町に来たような、そんなのどかな時間が流れるマーケットでした。
この日はマーケット散策の後に、ボートツアーに参加しました。次の記事ではボートツアーの様子について紹介したいと思います。
クローンラットマヨム水上マーケットのまとめ
クローンラットマヨム水上マーケットは、バンコクの中心地から比較的近く、アクセスしやすい中規模の水上マーケットです。観光客に特化した水上マーケットと比較すると、船でものを売っている店は多くなく、ガイドブックの写真をイメージしている人にとっては少し物足りないと思いますので、そういうのを求めている人は定番どころのダムヌンサドゥアック水上マーケットなどに行くことをお勧めします。
定番どころはもう行ったことがあるという人や、ちょっとローカルな雰囲気の場所で、のんびりとマーケットを散策したいというタイプにはおすすめです。