タイでの就職活動

海外で働いても日本人の働き方とはそう簡単に縁が切れないという話

日本での働き方がどうも好きになれずに海外へ出て来た私。
でも今改めてよく考えてみると、実際に現状はあんまり大差ないような気がしてきている今日この頃。
そんなことや愚痴も含め、なんとなくまとめてみたので暇な人は read more…

このブログで何度も書いているように、私はタイの日系企業で働いています。
実は私が働いている会社、日本では結構ガチガチの会社なんですw
具体例を出すと社名が割れてしまうのでここでは伏せますが…。日本にはうちの会社の比じゃないブラックな働き方をさせている会社が数え切れないほどあるというのがおそろしいところです…。

私が働いているのはタイの現地法人なので、日本と比べるとだーいぶマイルドにはなっているとはいえ、タイの中ではなかなかの日本流な会社だと思います。

で、日本人と関わる仕事をする以上、この呪縛からはそう簡単に逃れられないのだろうなーって最近考えたりします。

 

私が日本で働きたくないワケ

私がそもそも海外で働きたいなと思った動機の一つに、「日本人の働き方が好きになれない」という理由が挙げられます。

仕事が原因で過労死や自殺が起こってしまう社会だなんてホント狂ってるし、仕事に対する価値観も日本社会全体で何かオカシイ。

サービス残業に、ノミニケーションという名の付き合い、有給休暇とるのにあることないこと取り繕わないと連続休暇とれなかったりとか。
時間効率は考慮されずに朝早くきて夜遅くまで会社に残ってる人が一般的に頑張っていると捉えられたり。(これらは私の以前勤めていた会社での経験)

私は日本人だしずっと日本で育ってきたから、根性論とかわからないこともないですよ?でも、日本人は仕事に根性論持ち込みすぎだと思います。いつまでたっても良い大人が体育会系のノリ。
もうめっちゃ苦手。

書き出したらきりがないけど、諸々私にはついていけない…。
もうちょっと冷静に効率性とか生産性に注視してほしいものです。

中には残業なしでホワイトな優良企業も日本にはあるそうですが、自分の周りでは私の働いていた企業と似たり寄ったりという感じのところが多かったです。

ま、どこの国にも良いところと悪いところがある訳で。
物事は何事も表裏一対ですからね。

だから私は「日本が嫌い!ひどい国だ!」とかそういうこと言うつもりは全くないのですが、生きていく中で多くの時間を費やす労働に対する価値観が自分と合っていない場所で過ごすのは辛いということで、「海外へ出てみたら変わるかもしれない」という期待を胸に海外へ出てみることを決意した、というのがタイへ来た一つの理由ではあります。(理由はもちろん他にもいろいろありますがここでは割愛。)

で、今はありがたいことにバンコクでの生活ペースをつかんでそれなりの暮らしができているのですが、最近日本で「働き方改革」とかいっていろいろやっているというニュースを見たりしていて、ふと 『私は海外に来て働いてるけど、日本の悪しき習慣の呪縛からは結局逃れられていない』ということに気がついてしまったのです。

 

海外で働いても所詮日本人と絡むしかない現実

海外就職をする際に特にバンコクでは日系企業の求人が圧倒的に多いです。
もちろん外資系の企業もありますが、そういう会社はその会社での日本人向け対応担当者を募集しているというパターンが多いです。
要は、海外就職をしても日本人と関わらない仕事をする人って海外で働く日本人の中では少数派だろうなぁと思います。
英語圏の国ならまだある程度の数がいると思いますが、英語圏以外東南アジアに限れば少なそうなイメージ。

日本人であるという特徴を全く生かさずに海外で仕事をするって、一般的な日本人が実行するには結構ハードルが高いので、多くの人は何らかの形で日本人と絡んで仕事をすることになるのです。

で、私も手っ取り早く日本人であることを生かしてバンコクの日系企業で働いています。
今は、確かに自分が日本で働いていた時と比べると働きやすいので、日本にいた時よりは変なことでストレス受けることは遥かに少なくなりました。が、でもやっぱり考え方が合わないなーとか、自分とは感覚がずれてるなって、日本人の駐在員を見ていると思うのですよね。

うちの駐在員は正に日本式に働いていますので。

そして私の上司は駐在員なので、やっぱり評価する人がそういう価値観であればあるほど、私もそれを念頭に置いて振舞わなければならないというのが現状なのです。自分の評価をしょうもないことで下げられたくないので、そうしたくなくても結局はそうしちゃうんだよね。そんなところはやっぱり自分って日本人だとつくづく思います。

私が違和感を感じる部分の具体例を挙げるとすると…

まずは定時でサクッと帰る人への視線が冷たい。
定時で仕事終えて帰る=いやもっと頑張れよ、やる気あんの? という視線が向けられているようです。

別に定時で帰ったからって直接そう言われることはないですよ。自分の仕事さえきちんとこなしてれば。でもね、内心そう思っているというのは飲みの席とかでちらほら出るので間違いないです。
そして遅くまで残っている人をいつもアイツは頑張っているというように話しています。

私からすれば、毎日10時11時まで残って仕事して、しかもその後飲みに行ったりして、そのコンディションでどれくらい日中効率的に仕事できていますか?って思ってしまいます。
もちろん仕事に追われてやること多すぎて終わらないから帰れないみたいな人もいますが、会社的に早く帰らせるより遅くまで残って仕事してる事を良しとしているのが遅れた考えだなぁと思ってしまいます。

あとは会議をやたらと遅い時間から始める。
いや、私その時間はもう帰りたいんですけどみたいな。

私はこういった仕事と時間に関する価値観にあまりついていけません。

とまぁ、ここはタイだけど日本とちょっと似たような状況だなぁと傍観していてふと思ったりします。

日本人と絡みながら働くのであれば変な日本の仕事習慣に合わせないといけないところは随所に出てくるので、うまくかわしながら付き合うのはなかなか大変だなと感じています。

 

特に日本人男性の働き方が好きになれない

私がなぜ国際結婚したかというのにも関係してくるのですが、日本人の男性の大多数が、『男は仕事さえしてれば良い』的な考え方をしているという点がどうも好きになれません。最近は、日本でもイクメンが徐々に増えてきているようですが、育児休暇を一週間とったくらいで自慢しているようなのを見るとそれは果たしてどれくらいの意味があるのかと私は複雑な気分になります。私は女も男も働いて家事も子育ても二人で協力しながらしていくという考え方を理想としている人間なので。

内閣府による「女性の活躍推進に関する世論調査」においても、「夫は外で働き、妻は家庭を守るべきである」といった考え方についての男性の回答は、「賛成」+「とちらかというと賛成」が、「反対」+「とちらかというと反対」と同数です。

http://www.gender.go.jp/policy/men_danjo/pdf/basic/kiso_chishiki1.pdf

つまり、日本人男性の半数が女性は家庭に入るべきだ(or その方が好ましい)と考えているのです。

更に私が注目したのが、『子どもができても、就業を継続する方がよいとする考え方は男女とも最も多い回答になっています。』という調査結果の部分。

つまり、「女性は家庭に入った方がいいよね。でも子供がいるとお金がかかるし、妻もできる範囲で働いてもらいたいな。」みたいな感じだと推測します。

男性は働いてるだけでいいのですが、女性って家のことや子育てもこなしながら仕事と両立することを求められているって、なんだかなぁーって思います。

日本人の場合は男性の方が年収が高い場合がほとんどのため、女性のキャリアは軽視されがち。
ただでさえ女性は出産等で男性よりも制約を受けるためキャリア形成が難しいのに、夫が妻のキャリアも考慮して協力するというパターンはまだまだ少数派。というか男性である夫のキャリア優先が当たり前という風潮。

そして私が一番疑問に思うのは、冒頭にも書いた通り「男性は仕事さえしていれば良い」と思っているからなのか全く家庭を顧みない人が多い点。

仕事に打ち込むあまりに毎日深夜に帰宅して、そしてそれが「男としての生き方だ」みたいに思っている人。

そんな日々が続くが故に、「旦那なんて帰ってこない方が気楽だわぁー」とか同じ境遇の妻同士で話しており悪循環に陥っているように見え、同じ日本人としてはちょっと悲しい現実。人様のことなので大きなお世話ですが…。

日本人の働き方を変えようとするのなら、こういう一般的な日本人男女間の考え方から変えていかないと根本的に何も変わらないのではと私は思います。男女がお互い無意識のうちに期待しているものと、今日本で理想の社会とされている、「男女格差の是正」や「女性の社会進出」の間にギャップを感じます。

女性は「旦那なんて働いてお金入れてくれればそれでいい」と割り切っている人もある程度いるというのが現実でしょうし、男性も「妻には家事と子供の面倒見てもらえればそれでいい」と思っている。夫婦共働きで家事育児を協力する気持ちはあるとは言いつつも、実際には行動に移せない男性も多いでしょうし。お互いそんな状態のままだと日本の社会状況は一向に変わらないよな。なんて私の周りの人たちを見ていて思ったりします。

「今日は家族と過ごすので、お先に失礼します!」と定時で退社する男性社員に、「それはいいね。お疲れ様!」と心から言える上司は日本人の中に一体どれくらいいるのでしょうか…?

 

最後に

ここタイでは女性の方が仕事においてしっかりしていると感じます。
タイ人の男性は、俺は男だから働かなきゃっていう日本人男性みたいな変な気負いがそんなにないので、女性の方が手堅くしっかり稼いでいるという印象。日本人女性は収入の柱は男性側であるべきだと考えている人が多いので、タイ人女性を見習うべき点は意外に多いように思います。

少子高齢化が進む日本は、今のままでは他の国に追い抜かれて後退してしまいかねません。外から日本を見るようになってますますそう感じます。日本人として日本はいろんな面でいい国であってほしいと願うので、日本人の働き方も今後いい方向に変わっていってほしいなぁと思います。

我ながらとりとめのない文章ですが、こんなことを最近ぐだぐだ考えていました。

以上、まりこの独り言でした。

 

Mariko

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