日本国内旅行

ソーシャルホテルHOTEL SHE, OSAKA

前回一時帰国した際に、ソーシャルホテルというちょっと聞きなれない種類のホテルに泊まりました。『HOTEL SHE, OSAKA』 という名のそのホテルは、大阪の弁天町でホテルの新しい在り方を提案しています。

私にとって思い出の地、弁天町

今回紹介するホテルがあるのは大阪の弁天町という町。

最寄の弁天町駅は大阪の中心地である梅田からJR線で10分ちょっと。快速電車も泊まるし、地下鉄線も通っていて実は結構利便性がよい駅です。

私にとってはとても思い入れがある町、弁天町。そう、私は以前弁天町に5年間ほど住んでいたのです。このホテルのご近所さんでした。といっても、私が住んでいた頃はまだこのホテルはなかったのだけれど。

ある日、いつものようにネットを徘徊している時にこのホテルの存在を知り、「弁天町にこんなシャレたホテルができたのかぁ〜」とちょっと感動していたのです。

hotel she osaka

以前住んでいた思い出の場所

それと同時に、こちらのホテルは若きホテルプロデューサーとして注目されている龍崎翔子さんという方が手がけられたホテルだということも知りました。彼女は東大生で、ホテル王という夢を追いかけているのだとか。弁天町の他にも、京都や北海道などでもホテルを展開しており、今までにないホテルの新しい在り方を創りだしています。

日本のホテルシーンに若い感性が入るということはとてもいいことだなと思い、一時帰国の際には是非泊まってみたいなと思っていたのです。何より、久しぶりに思い出の地へ赴いて哀愁に浸りたかったというのもありますが。

日本は良いホテルが少ない?

私はタイに来てから日本にいた時よりも旅がずいぶんと身近になりました。タイは日本よりも低コストで旅行ができるから、といういのもあるのですが、タイはとにかくホテルがたくさんあってレベルが高いのです。私は日本に一時帰国する際にホテルを探すのですが、日本は良い宿が少ないんですよね。今話題の民泊はまだまだグレーゾーンが多くて使い勝手も悪いし、都心の便利な立地にあるホテルは値段の割に施設がイマイチ…。「素敵だな、泊まってみたいな。」と思うようなホテルは大抵ハイクラスな高級ホテルだったりします。

私は日本に住んでいた頃、国内旅行しようっていう興味も関心もなぜか全くなかった。多分いろいろな面で余裕がなかったからかな。それがタイに来てからは、週末や連休を利用して頻繁にホテルへ泊まりに行ったりタイ国内旅行へ行ったりしているという変わり様。その理由の一つは、タイには素敵なホテルがたくさんあるからにほかなりません。

ホテルってそれ自体が目的地にもなる。例えばリゾートホテルなんてその典型。私は旅の計画を立てる時に、場所から決めるのではなくホテルから探すということが少なくありません。「○○にこんな素敵なホテルがあるから次の休みはそこへ行ってみようか」という具合。だから日本のホテルがもっと多様化すれば、日本に来たいと思う人も増えるだろうし、旅行しようと思う人も増えるはず。そして私みたいな人間もわくわくする。

タイでホテル巡りを楽しんでいる近頃の私は、日本の観光・ホテル業界への関心も高まってきたので、自分も今後はそういう分野に何らかの形で関わっていきたいなという気持が芽生えてきました。だから、ホテルに新しい付加価値を付けようとする『HOTEL SHE, OSAKA』 のソーシャルホテルというコンセプトに強く心を惹かれたのです。

ということで、すっかり前置きが長くなってしまいましたが、ここからは『HOTEL SHE, OSAKA』の紹介に移りたいと思います。

HOTEL SHE, OSAKA への行き方

最寄駅は『弁天町』です。JR線と地下鉄中央線の両方があります。

ホテルまでは、駅から歩いて10分くらいの距離です。

駅前にはマクド(大阪人はマックとは言わないw)やコンビニがあります。駅前の交差点の斜め向かいの方にはスーパーのライフもあります。

この整然と駐輪された自転車を見ると、弁天町に帰って来たんだなぁって何だかしみじみ。

駅からは阪神高速の高架沿いにまっすぐ進むだけです。この道は私が何年も毎日歩いていた道。

正直夏場は駅から歩くだけで汗だくになります。タイだとバイクタクシーに乗って汗をかかずに移動できるんですけどね。今回大型のスーツケースをコロコロしながらホテルへ向かいました。荷物が多いとちょっと疲れますが、これくらいの距離なら許容範囲です。

すし半がある交差点の信号を右手に渡ります。

道路を渡ってから左折、また高架沿いにしばらく進みます。

しばらく進むと見えてくるパチンコ店を過ぎると、その隣がホテルです。

HOTEL SHE, OSAKA へ到着です。

HOTEL SHE, OSAKAのロビー

外観がすでにお洒落ですが、ロビーも絶妙なブルーカラーのタイルが印象的な素敵空間。

一階には Work Bench Coffee というカフェが併設されています。

こちらのホテル、深夜の時間帯はスタッフが不在になるため、入り口のドアが施錠されます。チェックイン時に暗証番号のカードを受け取り、深夜に戻ってくる場合は暗証番号を入力して入るという仕組みになっていました。

 

HOTEL SHE, OSAKA のお部屋

さて、チェックインを済ませ早速お部屋へ向かいます。

今回は一階のお部屋でした。お部屋は全部で46室あるそうです。

今回、旦那と二人での宿泊だったので、少し大きいお部屋のDXダブルルームがよかったのですが、残念ながら普通のスーペリアダブルルームしか空きがありませんでした…。二人で泊まると結構窮屈でした。

直前に予約したという計画性のなさのせいなのですが、二人で滞在の場合は広めのお部屋を早めに予約することをお勧めします。

客室も青を基調としたモダンなインテリア

ベッドの正面の壁にテレビがあり、ミニソファーとミニ冷蔵庫がついています。

テーブルには湯沸かし器とティーバッグが用意されていました。

大型スーツケースはギリギリ広げられるスペースがありました。

続いてこちらはバスルーム。

昔住んでいたアパートを思い出すような、日本のアパートのお風呂場って感じです。清掃も行き届いており気持ち良く利用できました。シャンプー、ボディーソープなどのソープ類だけでなく、オイルクレンジング、洗顔フォーム、化粧水、乳液まで置いてあるのがとっても助かりました。

そしてこちらのホテルは全客室に、アナログレコードプレイヤーが設置されています。

お部屋にはあらかじめ2枚のレコードが置いてあり、受付にもいろんな種類のレコードがあるので、自由に借りて楽しむことができます。気に入ったレコードがあれば買って帰ることもできるのだそうです。

私は初めてアナログレコーダーを使いました。説明書きの操作方法を読みながら、恐る恐る触っていると、横から旦那がコレはこうやって使うんだよとささっとレコードを回してくれた。

「フランスのおばあちゃんの家にあったから昔よく使ってた」のだそう。

一瞬ザザっとにごった音を立て、音楽が流れ始めます。どこか温かみのある音。デジタルなクリアで鮮明な音とは違った、存在感ある音。

今回の滞在は、せわしなかったため、結局レコードを聴いたのは一度きりでした。もっとまったり楽しむ余裕があればよかったのですが、荷物が多くて部屋は散らかり放題な上、日中動き回っているとホテルに帰ってきたらもうぐったり(笑)

粋な演出も、余裕があってこそ使いこなせるもの。人生において余白を残した行動ってやっぱり大事だな。

HOTEL SHE, OSAKA のカフェ Work Bench Coffee

ホテルロビーにあるカフェはコーヒーがとっても美味しかったです。

私はコーヒーが大好きなので、朝起きてすぐに美味しいコーヒーが頂けるのは嬉しかった。

吹き抜けになっている中庭スペースもあり、まったり過ごせました。

見上げた空は快晴。このビルの隙間感が、ここは弁天町だったんだなぁてことを思い出させてくれます。

こちらのカフェで朝食も頂きました。

美味しいコーヒーとトーストという日本のモーニングセットってやっぱり最強。一緒に添えられていたポテトサラダも美味しかったです。

ホテルの共有スペースには、キッチンとランドリーもありました。ある程度連泊する方には便利でいいですね。

Social Hotel

HOTEL SHE, OSAKA はソーシャルホテルというコンセプトのホテルなので、何か出会いがあればなぁとちょっと期待していたのですが、私が滞在した4日間はあまり共有スペースを使っているゲストを見かけませんでした。(もちろん私がホテルにいた時間帯が朝と夜遅い時間帯だったからというのもあると思います)

定期的にイベントを開催されているようなので、そのタイミングに合えば賑わっているのだと思います。

実は私、超がつく人見知りなんですよね。だからまぁ傍目で見ても自然と近寄りがたいオーラを発してしまっているタイプ(笑)初対面の方と話をするのも苦手。そんな私でも、ちょっとした出会いを楽しめるようになりたいという気持ちが実はあったりします。だから、HOTEL SHE, OSAKA のソーシャルホテルというコンセプトに惹かれるのかもしれません。

HOTEL SHE, OSAKAは、『旅先で+αの出会いと、情報と、価値観を得られるホテル』というコンセプトのもと作られたホテルだそうです。客室にアナログレコードを設置して、ゲストが共有スペースで好きなレコードを借りられるようにしているというのも、その仕掛けの一つ。

今回の滞在では、あまりホテルで落ち着いて過ごすことができなかったので、肝心のソーシャルホテル感を十分に楽しむことができなかったのですが、この HOTEL SHE, OSAKA を舞台に、これから弁天町の地で新たな出会いがたくさん生まれるといいなぁと、そう想いながらホテルを後にしたのでした。

 

HOTEL SHE, OSAKAのまとめ

大阪の弁天町は、中心地へのアクセスが便利で大阪ドームやUSJからも近いので、大阪の滞在先としてはとってもオススメのホテルです。私の感想としては、ホテルとゲストハウスの中間的な存在かなと思いました。

 

大阪の道頓堀

通天閣

hotel she osaka

大阪で一番古い新世界のゲーセン

せっかく全室アナログレコーダーが設置されているホテルなので、ただ単に寝泊まりする宿としてではなく、少し早めにホテルへ戻ってきてまったり音楽を楽しむ余裕のある滞在をすることをお勧めします。

元弁天町の住民としては、ホテルの周りも散策してローカルなお店へも是非足を運んでみてほしいです。ホテルには周辺のお勧めお店情報のチラシがお部屋においてあったので、そういったものを参考にしてぶらぶら散策してみてはどうでしょうか。

私は、また懐かしの弁天町に戻ってきたくなったら、ここへ帰ってこようと思います。

Mariko

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