タイでの就職活動

タイで働いて生活してみて驚いたこと

 

タイの日系企業で働いて早くも一年以上が経過しました。初めての本格的な海外生活と海外での仕事に初めは不安もありましたが、実際に働きはじめてみると大きなカルチャーショックのようなものは思いの外ありませんでした。

が、些細なところではタイならではだなぁと驚いたり、ちょっとその感覚は日本人として分からないなぁというところもあったので、その部分についてまとめてみました。

 

その1 タイ人OLの服装

 

うちの会社は営業担当者の人数が結構多いです。日本本社では、営業担当者は99パーセント男性だそうですが、タイは女性の社会進出が日本より進んでいるためか、営業担当者も男女比は半々くらいです。

男性の服装はいたって普通で、カッターシャツにネクタイ革靴です。タイは暑いのでスーツのジャケットは基本着ませんが、みんなちゃんとネクタイしていてビジネスマンのドレスコードです。

一方、女性はというとスーツを着ている女性はなぜか一人もいません。そのことに私は驚きました。日本だと女性の営業はもちろんみんな普通にスーツを着ていますよね。業種にもよりますが、一応シャツとかキレイめカットソーとかを着るのが常識だと思っていたのですが、タイでは女性の営業担当者の服装が普段着って感じで非常に違和感を感じます。うちの会社の場合は工場の現場に入ったりすることもあるので、動きやすい服装がいいというの分かりますが、普通のズボンにTシャツというような服装は男性の服装と比べてすごくラフ。

そしてなによりも謎なのが女性の足元です。うちのオフィスビルはたくさんの会社が入っているので他の会社の人を観察していても、男性でビーサンを履いている人はまずいないのですが、女性だと足元がビーサンとか、スリッパみたいなのが多いです。会社で楽な靴に履き替えた後という訳でもなく、通勤時からビーサンなのでみんな家から履いてきているようです。この服装の男女差は何なのか、タイの不思議です。

 

その2 朝会社に出勤したらまず朝ごはんを食べる人が多い

 

日本では、会社は仕事をしに来る場所であり、例え就業開始時刻前の時間であっても、出勤してすぐ会社で朝ごはんを食べ始めたら上司に白い目で見られるという会社が多いのではないでしょうか。が、ここはタイランド。少し早めに出勤して(といってもせいぜい就業開始の15~20分前)会社に着いたらまず朝ごはんというのはタイでは普通のことのようです。出勤時に屋台で食べ物を買って、会社に着いたらみんなでわいわい言いながらそれを食べています。

 

その3 レディーボーイとトムボーイが多い

 

ご存知の通り、タイではレディーボーイ(ニューハーフ)がとっても多いです。その反対のトムボーイも多いです。(タイではこの呼び方がよく使われているので便宜上ここではこの言葉を使います。)また、トランスジェンダーや同性愛者も多く、タイはジェンダーについてとっても寛容な国なのです。そのあたりについてタイは世界中でトップクラスだと思います。

まず、普通に街中を歩いていてもそのようなの方を普通に何人も見かけます。例えばスーパーのレジに並んでいるとレジ担当者の人がオネエキャラだったり、レストランに行くとウェイトレスのお姉さんの声がやたらと低かったりすることは日常茶飯事です。日本ではそういう方をあまり表立って見かけることはなかったので、タイに来た当初はその多さに驚きました。タイではそういった方達もごく当たり前に社会に溶け込んでおり、周りの人も自然に受け入れているところが素晴らしいと思います。

日本だと、例えば生まれた性別は女性だけれども男性の心をもっていて、男性のような服装をして生活していると、偏見や差別をうけることが多いのではないでしょうか?もしかしたらそれが理由で普通の企業への就職が難しかったりするかもしれません。

タイでレディーボーイやトムボーイは当たり前なので、もちろん私の会社にもいます。会社としては性別どうであれ仕事ができれば問題ない訳ですので当然です。タイでトランスジェンダーが多いのは宗教的な背景もあるようですが、普通と違うことを受け入れるのが苦手な日本人は、このタイの寛容さから学ぶことも多いのではないでしょうか。

 

その4 セルフィー(自撮り)が大好き

 

タイに来たことがある人は分かると思いますが、タイ人は自分の写真を撮るのが大好きです。友達と一緒に写真を撮ったりするのは分かるのですが、街中で一人でセルフィー(自撮り)を取っている人も多いです。写真を撮っている場所が何か特別な場所だったり、きれいな景色だったりする場合はまだ分かるのですが、タイ人にとってもはや場所などあまり関係ないようで、どこでもセルフィーが当たり前です。うちの会社のオフィス内ではそれほど頻繁にセルフィーを撮っている姿は見かけませんが、パソコンのデスクトップの画像が自分の写真だったり、ケータイの待ち受け画面が自分の写真だったり、するのはタイ人にとって普通のことのようです。

タイ人のLINEのプロフィース写真を初めて見た時マジでウケました。モデル気取りでポーズしている写真なんて当たり前ですし、男性だったら上半身裸のセクシー写真とか何を目指しているのか理解に苦しむ写真ばかり。はっきり言って別に美男美女でもない人がそういった写真をバンバンアップしてくるので日本人の私はちょっと引きますが、見ていて面白いです。

自分の写真がとにかく大好きなタイ人。

そんなに自分の写真ばっかり撮ってどうするのか、私にとっては理解に苦しむ事の一つです。

 

 

細かい事を挙げると他にもタイに来て驚いたことはありますが、それほど大きなカルチャーショックはありませんでした。自分で言うのもなんですが、私は結構何事にも寛容なタイプなのでそのせいもあるかもしれません。

いずれにしても、タイ人は日本人の様にシャイな人が多く、人前で自分をアピールするのが得意な欧米人に多いタイプの人も少ないです。もちろん細かい部分でタイ人と上手くやっていくためには気を使う部分はありますが、日本人とタイ人は共通点が意外に多いと思います。

Mariko

ABOUT ME
Mariko
日本で国際結婚をし、2014年にタイへ移住を決意・実行中です。バンコクでは現地採用として働いています。ホテル巡り・カフェ巡り・筋トレ好き。このブログでは、タイのホテルレビューや旅行者向けの情報をはじめ、タイの移住・就職・生活情報などについても更新しています。インスタグラムも日々更新しているので、気軽にフォローしていただけると嬉しいです!

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