タイでの就職活動

タイバンコク 日系のブラック企業

タイでの就職を考える際に一番心配なのは、タイバンコクの日系企業はブラック企業が多いか?ということです。簡単に答えると現地採用に対していうとタイの日系企業にはブラック企業が多いと思います。まりこが勤めている企業はブラック企業ではありませんが、まりこの夫が以前勤めていた日系企業はいわゆるブラック企業でした。

今回は特別ライターとして、まりこの夫にタイのブラック企業での経験について綴ってもらいました。まりこの夫は欧米人ですが日本語の読み書きもできますので、記事はそのままです。
もし、バンコクでの就職を考えている方、バンコクで就職活動中の方などは、この記事でブラック企業の特徴を知ってもらい、タイ、バンコクでの就職活動の参考にしてもらえばと思います。

タイバンコク日系企業ブラック企業との出会い

ブラック企業との出会いはフリーペーパーの求人掲載でした。バンコクに住んでいる日本人に有名なフリーペーパーでした。就職活動中の私は日系企業に勤めたい気持ちがありましたが、日本人ではあるまいし、タイ人ではあるまいし、日系人材会社の登録さえもできませんでした。日本が大好きな私はとても残念な気持ちでした。現地採用として、欧米企業での就職をするところでしたが、フリーペーパーでみつけていた日系企業から連絡がありました。
非常に興味があった業界でしたので面接を受けることにしました。

タイバンコク、日系企業ブラック企業の面接

一次面接

 

大雨でした。

大雨でした。

面接は9時からでした。この面接のためにヒューゴボスのスーツを選んでいました。残念ながら、大雨のため、ショートパンツとTシャツでBTSまでバイクタクシーを乗り、駅の中でスーツに着替えました。今思えばブラック企業に出会った日から、運が悪かったです。8時50分に面接の場所に着いていたが、20分以上待たされました。9時10分に、日本人の社員と面接しました。入社後私の先輩になった人です。先輩の服装はユニクロのダサいTシャッツとジーンズでした。服はボロボロだったので面接に悪いかもしれませんが、この業界だと普通かなと単純に思っていました。 面接はタイ人のマーネジャーと日本人の現地採用者と受けるはずでしたが、タイ人のマーネジャーは1時間遅刻でした。最初からとても礼儀を知らない方でした。
面接は普通でした。英語と日本語でした。先輩の英語が酷すぎるため、私がタイ人の方に英訳をしました。自分のアピールをうまくできたので次の日に、二次面接の電話がきました。

二次面接と内定

今回は日本人の社長と日本人の現地採用社員との計5人でした。ブラック企業の社長から質問は一つだけありました。『日本のお酒はなにが好きですか?』実は私はお酒を普段あまり飲んでいません。お酒より、マカロンと美味しいコーヒーが好きですが、そんな女子力が高い答えをするより『ウィスキー響21年』と答えました。社長からの返事は『来週から仕事を始めてくれますか?』でした。欧米だと、面接にお酒の話をすると会社のイメージが悪くなりますが、日系企業だと飲みニケーションが大事なのでしょう。
その時は欧米企業から内定もありましたが、日本が大好きな私はバンコクにある日系ブラック企業を選びました。給料は6万バーツプラスボナースなはずでしたが、ボナースをもらったことはありませんでした。

バンコクのブラック企業の特徴を紹介したいと思います。

 

自分より、教育が下な先輩でした。はっきり言うとおバカさんな先輩達です。

皆さん知っていると思いますが、タイは日本より学歴社会です。残念ながら、私の日本人の先輩は教育がない人間でした。どうでもいい専門学校を卒業してから、ブラック企業の社長の知り合いのおかげで、ブラック企業で就職をした人間でした。つまり、日本での社会経験はマクドのバイトくらいでした。タイ人より適当な先輩でした。かなりおバカさんな先輩でした。先輩と日本語でしか話しませんでしたが、先輩のビジネス日本語は非常に低レベルでした。例えば、新聞を読むのが嫌いと言われた時はビックリしました。日経新聞を読むのが大好きな外国人として理解できませんでした。ある日、ニッチな市場を探さないとだめと先輩に言いまたが、ニッチは日本語ではありませんと答えられました。
ニッチとは特定のニーズを持つ規模の小さい市場のことです。ニッチな市場の意味を知らない先輩は正直やばいと思いました。

家族経営

日本でも小中企業では家族経営が多いです。ブラック企業の副社長は日本人社長のタイ人奥さんでした。

グーグルより風俗

欧米人として、一番驚いたことです。グーグルに広告を出すより、お客さんとゴーゴーバーへ行ったり、コヨーテバーへ行ったり、微妙なお金の使い方でした。たった数千バーツの広告費のお願いを一度もきいてくれなかったのにお客さんと夜遊びばかりしていました。確かに、欧米社会でも、お客さんとたまに飲みに行くのはアリですが、大きなお客さんじゃないと絶対やりません。タイにある日系ブラック企業では、営業とはお客さんとゴーゴーバーへ行くということでした。 無駄なお金の使い方でした。

嫉妬をする先輩達

タイでは、外国人はタイ人より給料が高いです。タイ人に嫉妬をされるのは当たり前なことです。しかし、勤めていたブッラク企業では、日本人の先輩に嫉妬をされていました。理由は先輩より仕事ができ、数字として結果を出したからです。先輩は8時から夜の9時まで会社にいました(働くというより、ただ会社の椅子に座るだけです)が結果が出る仕事ではありませんでした。逆に私は、ほぼ5時半の定時退社でしたが、結果が出る仕事をしていました。新しいお客さんを沢山見つけたり、お客さんから良いフィードバックをもらったりしました。おバカさんな先輩より結果が出るのは当たり前でした。目に見える結果が出てくると同時に先輩に嫌われていました。

気まぐれな経営方針

このブラック企業の経営方針は、私が働いていた1年間でよく変わっていました。タイ人副社長の気分次第だからです。社長はあまりオフィスにいなかったので、奥さんのタイ人副社長が主に決定権を持っていました。その副社長は、私が出した意見をすごく良いと言ってくれても、一ヶ月後には意見が真逆になっていたりということがよくありました。とっても気まぐれな経営で一貫性は全くありませんでした。そして日本人の先輩社員もこのタイ人副社長の言いなりでした。ワンマン経営は中小企業でよくあることだと思いますが、このタイ人副社長はとにかく意見が変わりすぎて、私には理解不能な方でした。

ブラック企業から突然クビになった

ある日、会社についたら、今日終わりですと言われました。確かに金曜日でした。しかし、週末の意味ではなくて、クビになるという意味でした。クビになった週、欧州の一番大きなバイヤーと契約をとった週でした。私の変わりになる社員は副社長の息子の彼女でした。欧米人と全く話したことがないタイ人でした。その子は欧州一番のバイヤーとやり取りできるか微妙でした。クビになる前に、その大きなバイヤーとメールしました。残念ながら、本日からクビになり、これから担当者はタイ人のパンちゃんになるというメールを送りました。するとバイヤーは社長に直接メールを送りました。
優秀な外国人の社員がいないとあなたの会社とビジネスをしたくないです。というメールでした。

クビになった理由は3ありました。

  • サービズ残業をしてなかったから (結果がでると不要です。意味がわかりません。)
  • やっぱり外国人より、日本人が良い (つまり、日系企業によくある欧米人に対しての差別です。)
  • 給料が高い(ボーナスなし、タイの公的保険すらいつも手続きを忘れたと言って加入してくれなかったにもかからわず・・・。)
クビになってから、ビザとWork Permit ( ワークパーミット )を切るために、苦労しました。その理由はブラック企業がビザ、ワークパミットを切るための書類をくれなかったためです。
タイバンコクのブラック企業に勤めてしまいとても嫌な思いをし苦労もしましたが、今ではなかなかできない経験ができそのおかげで人生において前進できたと思っています。
タイバンコクのブラック企業には皆さんお気をつけ下さい。

特別ライターまりこの夫の実体験によるタイのブラック企業についての記事はいかがでしたか?
この記事に出てくるのは、タイでは結構よくあるブラック企業のパターンだと思います。日本に本社がある日系企業のブラック企業具合は、その時の現法トップの方針次第なところがあると思いますが、タイで日本人が始めた現地企業の場合は今回の記事のように奥さんがタイ人でというパターンが多い気がします。もちろんそういった会社でいい会社もたくさんありますので、一概には言えませんが、もしこのようなタイプの企業に就職を検討する際は、ちょっとおかしいな?と思ったら早めに方向転換するのが吉かと個人的には思います。
人生いろいろありますので、例え一度ブラック企業に就職してしまったとしても、そこでしかできない経験もありますし(笑)大事なのはその後のアクションだと思います。
タイで就職を検討されている方、タイで就職活動中の方に少しでも参考になれば幸いです。
Mariko

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6 Comments

  • Reply
    yoshie
    2016年6月24日 at 11:54 PM

    初めまして。現在、海外移住を目指してリサーチ中で、こちらにたどり着きました。

    実は米国人の彼と一緒に移住先を検討しているので、まりこさんと旦那さまの経験はとても参考になります。とても大変な経験をされたのですね!

    私よりも彼の方がタイでの職探しに不安な気持ちを持っているので、他にもまりこさんの旦那さまの経験談などを拝読できれば嬉しく思います。

    またお邪魔します!

    • Mariko
      Reply
      Mariko
      2016年6月25日 at 3:27 AM

      yoshieさん
      はじめまして、同じ国際カップルの方からのコメント嬉しいです!日本人の仕事はたくさんあるので、うまくキャリアを活かした職につけるかは別として、それなりの暮らしをしていくための収入が得られるような職は比較的簡単に見つかりますが、日本人以外の外国人はいい仕事を見つけるのが求人自体が少ないため日本人より難しいです。英語圏の方だと日本でもそうですがタイでも語学学校教師とかをやっている方がわりと多いイメージです・・・。うちの旦那は英語圏の人ではありませんが、日本語を話せて読み書きできて日本の文化や習慣に精通していても、日系企業での就職は難しかったです。やはり日本人にとって日本語話せる外国人ではダメだったようで厳しい現実に直面した感じです。米国の方だとシンガポールとかの方が仕事があるのかも?しれませんが。。。タイは物価が安くて低コストで生活できるのでその点オススメです!更新不定期ですが、また、ちょくちょくブログ見てやってください。

      • Reply
        yoshie
        2016年6月26日 at 8:46 PM

        こんばんは。返信いただきありがとうございます!彼も参考になると、喜んでおります。ありがとうございます!

        私はこれまで、接客販売をしてきて、現在は経理職に就いています。まりこさんの仰られるように、なんとか生活していけるだけの職は見つかりそうだなとは思っています。

        やはり英語圏出身だと、日本人よりずっと難しそうですね><実は彼は日本では英語で数学や生物を教えたり、TOEFLやTOEICの対策等を教えたりもしているので、語学学校講師であればチャンスはあるかもしれませんね。(ただ、本人はもう講師はやりたくなさそうなのですが…)

        タイだけでなく、他のアジアの国も検討していますが、シンガポールは生活費が高そうですよね。タイは好きで何度も訪れているので、一番興味がある国です。(今年も年末に行こうかなと思っています)

        次のステップとして、現地に支店のあるエージェントに登録してみて、具体的な案件等も調べてみようかと思います。

        またお邪魔します!

        • Mariko
          Reply
          Mariko
          2016年6月26日 at 10:04 PM

          yoshieさん
          日本で語学学校教師の経験がおありであれば、同様の仕事ならタイで比較的簡単に見つかるように思います。バンコクではインターナショナルスクールが多いですし、タイ政府は今後英語教育にもっと力を入れていくと言っているようですし。。。普通の企業で就職を希望するのであれば少し苦労するかもしれません。知り合いのコネですぐ見つかったりというのもありえますが。
          yoshieさんはタイがお好きで既に何度も訪れているならエージェントに登録して案件紹介してもらってもいいかと思います。日本にいながら求人に応募して、スカイプ面接してくれたり来タイ日程に合わせて面接もしてもらえるはずです。彼氏さんについても一緒にネットで求人を探して実際に問い合わせてみたりすれば同様にスカイプ面接してくれるようなところが中にはあるかもしれません。
          私たちは移住を決めた時点でプーケットには行ったことがあってもバンコクには一度も来たことがなく、タイが特別好きだという訳でもなく、今考えれば無茶する夫婦だなぁと思いますw が、それなりに楽しくやっていますので案外誰でも何とかなるんじゃないかと(笑) yoshieさんたちお二人にとってより良い移住先が見つかるといいですね。また、何かあればいつでも聞いてください。

  • Reply
    2017年2月14日 at 3:24 PM

    その会社、いつも求人募集していますね。よほどブラックで離職率が高いのでしょう。

  • Reply
    e
    2017年6月22日 at 1:11 AM

    バンコクの就職について調べていてたどり着きました。この傾向は、日本の地方のブラック企業と似ていますね。理由の一つ目と三つ目は私が日本で体験したまんまです。日本は正社員は理由もなくクビにできないので、延々とパワハラが続きました。こんな経営の仕方でよく会社が潰れないなと思いました。東京のブラックは少しこれとは傾向がちがうかなと私は思っています。東京の会社はもう少し賢くて、社員を使い潰すという感じの傾向でしょうか。だから、忙しくて大変だけど、勉強になると思ってる人が多いように思います。
    バンコクでもこんな感じなのかと思うと、少し不安に感じてしまいました。国が変わったからといって性格が変わるわけでもないですしね。。。この方はタイ人のようですが、日本人でも同じでしょうね。
    気になるのは、タイは正社員でもすぐにクビにできるというのを聞いたことがあるので、経営者が気に入らなければ、すぐにクビになるんじゃないかということです。このあたりの情報があれば知りたいです。

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